夏になると困るのが虫刺され。
肌の露出が多い夏は、虫刺されを完全に防ぐことは難しいですよね。
赤ちゃんや子供の皮膚は敏感で、小さな虫刺されでも酷く腫れることがあります。
虫刺されと一言で言っても種類がたくさんあり、危険を及ぼす場合もあるので注意が必要なのです。
今回は虫の種類と虫刺されの症状を画像で紹介します。
目次
虫刺されの症状と跡
虫に刺された場合に起きる症状は、「痒みの症状」「痛みと痒みの症状」「痛みが強くでる症状」の3つにわかれます。
【1】痒みの症状がでる虫
刺されると皮膚が赤くなり、痒みがでる虫です。
- 蚊
- イエダニ
- ノミ
- 毛虫
【2】痛痒い症状がでる虫
刺されると痛みと共に、痒みがでる虫です。
- ブヨ
- アブ
- マダニ
【3】刺されると痛みが強くでる虫
刺されると痛みが強くでる虫です。
- 蜂
- アリ
- ムカデ
- クモ
※蜂やムカデに刺されると、アナフィラキシーショックを起こす場合もあるので注意が必要です。
虫別の症状と虫刺され跡
虫別の症状と、虫刺され跡の画像を紹介します。
蚊
出典:鳥見屋さんの沖縄観察日記
蚊に噛まれると皮膚がぷくっと赤く腫れあがります。
蚊は血を吸う時に皮膚に唾液を注入します。この唾液が痒みの正体なのです。
反応には二種類あり、15分以内の刺された直後に起こるかゆみや発疹のでる即時型と、刺されてから1~2日後に痒みや発疹が起こる延滞型があります。
赤ちゃんに多い反応は、延滞型です。
ダニ
イエダニ・ツメダニ
出典:ダニ刺され.com
室内で刺されるダニは主にツメダニといい、刺されると赤い発疹がでて痒みを伴います。小動物に寄生するもので、人には長い間寄生できません。
刺されると1~2日後に痒みと赤み腫れが出て、2日後にピークを迎えます。長いと1ヶ月ほど跡が残ります。
マダニ
出典:気ままなひとり言
アウトドアで注意したいのがマダニ。
マダニに咬まれるとチクリとした痛みと痒みがあります。
皮膚は赤く内出血したように赤くなります。
マダニは殺人ダニと言われるで、感染症ウイルスを保有しているマダニに刺されると死亡するケースもあるほどです。
マダニに咬まれたと思ったら、すぐに皮膚科を受診することをおすすめしますのが一番!
ノミ
出典:鳥取の社長日記
ノミはジャンプをしながら刺すので膝から下を刺されることが多いです。ペットに寄生している場合は、その限りではありません。
特徴は虫刺され跡が連続してあることです。
痒みが強く残るのが特徴で、水ぶくれができることもあります。跡が消えるのにも時間がかかります。
ブヨ
出典:暮らしのまとめ
刺されると皮膚が赤くなり、数時間~1日後に激しい痒みや痛みがでます。
蚊の唾液腺物質よりも毒素が強いのが特徴で、その分症状も強く出ます。アレルギー反応が見られる場合もあるので、注意が必要です。
アブ
出典:https://subserveinformation.com
噛まれたときにチクッとした痛みがあります。
出血を起こし、時間が経つと画像のように皮膚が腫れて痒みを伴います。
蜂
出典:https://subserveinformation.com/
刺された部位の痛みや、赤みのある腫れが特徴で、体質によってアレルギー症状が酷く出る場合もあります。
アナフィラキシーショックの症状が現れた場合には、早急に救急車を呼びましょう。
ムカデ
出典:https://blog.goo.ne.jp/
噛まれた跡が残り、激しい痛みと痒みと腫れの症状が出ます。
蜂と同様に、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあるので特に注意が必要です。
毛虫
出典:TRENDY LAB
春になるときれいな桜ですが、桜の木には毛虫がいるので注意です。
直接触らなくても毒針が風で飛んでくることもあるので、毛虫のいる場所にはなるべく近づかないようにしましょう。
蕁麻疹のようにプツプツと赤みが出て、痛みと痒みを伴い水ぶくれになることもあります。
クモ
出典:カラパイア
痛みが出たり、赤く腫れたり水ぶくれになったりする場合があります。
痛みは数時間から数日で消えますが、種類によっては激しい痛みが出ることがあります。
刺された時の対処
蜂や毛虫など針のある虫の場合にはセロハンテープやピンセットなどを使います。
セロハンテープの場合は皮膚に軽く当てて針を取ります。その後、冷やしてください。
虫刺されの部分は洗い流して清潔にしましょう。痒くなりますが、できるだけ子供にも掻かせないようにし、炎症を広げないように注意しましょう。
水ぶくれができた場合には破かないように気を付けてください。
破いてしまい他の箇所の皮膚につくと、とびひになる可能性があります。
マダニの場合は無理に剥がすと炎症を起こす場合があるので病院で見てもらいましょう。
まとめ
赤ちゃんの場合、蚊に刺されただけでも重症化するケースがあります。
虫刺されだからと言って安易に考えず、出かける前には十分に虫よけをして刺されたときの対策をとっておくと、いざという時に安心です。
もし刺されてしまっても、その後しっかりとした処置をすることで皮膚トラブルも重症化せずに済みます。
心配な場合には、すぐに皮膚科を受診するようにしてください。
※虫刺されに関しては以下でも紹介しています。