RSウイルスは、2歳以下の乳幼児が感染しやすい病気です。秋から冬の空気が乾燥した時期に流行し、風邪の症状に似ているため、気づかずに完治してしまうこともあります。
しかし、1歳未満の赤ちゃんが感染すると重症化する可能性がある怖い病気です。
もしも、RSウイルスに感染してしまったら、保育園はお休みしなくてはいけないの?いつから登園できる?など気になりますよね。
今回は、子供がRSウイルスに感染してしまった場合の保育園の登園について紹介します。
RSウイルスはどんな病気?
RSウイルスは、呼吸器系の感染症です。発熱・咳・鼻水などの風邪に似た症状がみられます。
潜伏期間は4~6日程度で、1~3週間程度で症状が落ち着きます。しかし、ゼイゼイ、ヒューヒューなど苦しそうな呼吸に変わった場合には、重症化している恐れがあるので、早めに病院を受診するようにしましょう。
また、飛沫感染や接触感染する感染症なので、保育園や幼稚園などの集団の場所では流行しやすい傾向にあるので注意が必要です。
RSウイルスに感染したら保育園はどうする?
RSウイルスに感染していても、ほとんどの場合が風邪かな?と思い、熱などの症状が治まれば登園してしまう子が多いです。
しかし、RSウイルスに感染していると診断された場合は、発熱や酷い咳の症状があるときは登園できません。
1歳未満の赤ちゃんや抵抗力が弱くなっている場合には重症化する危険があるので、無理せず自宅で安静に過ごすことが大切です。
呼吸が苦しそう、水分が取れないなどの症状がある場合には、細気管支炎や肺炎など重症化している可能性があるので、すぐにかかりつけ病院で診てもらいましょう。
保育園はいつから登園できる?
発熱、咳の症状が落ち着き、体調がよい場合は登園してもいいとされる園が多いです。
しかし、感染力の強いウイルスなので、症状が落ち着いてもウイルスを保有している可能性があります。登園するときはマスクをするなどして、ほかの子にうつさないように予防対策をしましょう。
保育園によって登園停止期間や基準が違う場合がありますので、事前に確認しておくようにしましょう。
登園許可は必要?
RSウイルス感染症は登園停止期間を指定されている病気ではありません。
しかし、厚生労働省のガイドラインでは「医師の診断を受け、保護者が記入する登園届けが望ましい感染症」とされています。
保育園によって病気の際に記入する書類の書式が異なりますので、保育園の先生に確認して記入してください。
まとめ
共働きの家庭だと、いつから保育園に登園できるんだろう?と気になってしまいますよね。
しかし、RSウイルスなどの感染症は、症状が安定していないのに登園させてしまうと他の周りの子供たちにうつしてしまう可能性がある病気です。おうちでしっかりと治して、元気に保育園に登園するようにして二次感染を防ぐようにしましょう。
保育園によって病気にかかった場合の登園基準があるので、事前に先生に確認しておくと良いですね。
※RSウイルスに関しては以下でも紹介しています。