子供が虫に刺された時、大人よりも赤く大きく腫れていませんか?小さい腕に赤く腫れては痛痒そうで心配になりますよね。
予防していてもいつの間にか赤くなっている虫刺され。どこで刺されたの?と気づかないうちに刺されている場合も多いでしょう。
気づいた時の早めの対処が治りの早さにも関係してきます。
今回は子供の虫刺されの腫れの原因と対処法について紹介します。
目次
子供が虫刺されで腫れが大きくなる原因
腫れる原因はアレルギー反応によるものです。
子供は大人に比べるとまだ虫に刺される回数が少なく免疫のないため、大人と比べてかゆみの起こる時間や腫れの大きさに違いがあります。
蚊に刺された場合には刺された直後にかゆみや赤みが起こる「即時型」と、刺されてから1~2日後にかゆみや赤みが起こる「延滞型」があり、子供の多くはこの延滞型になるので処置が遅くなり症状が悪化してしまうことが考えられます。
虫刺されに気づいた時の対処法
虫刺されには時間がかかる場合があるので気付くのが遅れることもありますが、気付いた場合にはどう対処すればよいのでしょうか?
子供が掻きむしる前に応急処置をして悪化を防ぎましょう。
蚊に刺された場合
- 流水で冷やす
- 虫刺されの薬を塗る
- 掻きむしりを予防する
塗り薬ですぐに炎症が治まれば問題ないですが、掻きむしるようであれば患部を虫刺されのシールやガーゼで保護しましょう。
ダニに刺された場合
- 流水で冷やす
- ダニが噛みついている場合は、無理に剥がさず病院を受診する
- ガーゼで保護する
マダニに刺された場合には感染症を引き起こす場合があるのではすぐ病院へ行くようにしましょう。
ブヨ(ブユ・ブト)に刺された場合
- 毒素を出す
- シャワーなどで温める
- 薬を塗る
- 症状がひどい場合は病院へ
ブヨは蚊と違って傷ができるので、腫れがひどい場合にはすぐに病院を受診するようにしましょう。
蜂に刺された場合
- 針を取り除く
- 毒を出す
- 薬を塗る
- 患部を冷やす
- 早めに病院を受診する
蜂はアナフィラキシーショックを引き起こす場合もあるので早めに病院を受診するようにしましょう。
ムカデに刺された場合
- 刺されてすぐの場合はシャワーで温める
- 時間が経った場合は患部を冷やす
- 早めに病院を受診する
ムカデは腫れがひどくなる場合があるので、気づいたらすぐに病院を受診するようにしましょう。
クモに刺された場合
- 流水で洗う
- 薬を塗る
- 病院へ行く
体質やクモの種類によって、頭痛や発熱・吐き気などアレルギー症状が現れた場合にはすぐに病院を受診してください。
毛虫に刺された場合
- 毛を取る
- 流水で洗う
- 病院へ行く
毛虫は触らなくても風で毛が飛んでくることもあるので見つけたら近づかないようにしましょう。
他にもノミの場合は市販薬は効きが弱く症状も広範囲によるものが多いので、すぐに病院へ行くと安心です。
応急用の毒取り器
応急処置用に毒取り器が販売されています。いざという時の為に持っていると安心ですね。
病院へ行った方がいい症状
子供の虫刺されにはどの虫に刺された・噛まれたかわからない場合も多いと思います。腫れが大きい場合などはすぐに病院を受診しておくと安心です。
特に以下のような症状の場合には早めに病院を受診しましょう。
- 激しい腫れやかゆみ
- 発熱や頭痛
- 動機やしびれ、呼吸困難
- 1週間たってもかゆみが治まらない
まとめ
ただの虫刺されといっても油断できないこともあります。気づいた時にはしっかりと症状を確認して早めに処置をしましょう。
悪化をすると治るまでにも時間がかかるので、早めの処置を心がけてください。予防をしっかりしていざという時の対処法を知っておくと安心ですね。
症状が気になる場合にはすぐに病院を受診するようにしましょう。
※虫刺されに関しては以下でも紹介しています。