小さい赤ちゃんには、できるだけ風邪をひかせたくないものですよね。
しかし、いくら風邪をひかさないように気を付けていても、避けきれないこともあります・・・。
夏に風邪をひいた時、特に難しいのが温度調節。
暑いからクーラーをつけたくても、赤ちゃんが風邪をひいているとクーラーを使っても平気なのかどうかが気なりますよね。
今回は、赤ちゃんの夏風邪の症状や、風邪を引いたときにクーラーは使用するべきかどうかなどの疑問にお答えしています!
赤ちゃんの夏風邪の特徴
赤ちゃんの夏風邪の種類や特徴についてまとめてみました。
ヘルパンギーナ
4歳以下の乳幼児に多い夏風邪の一種で、主な特徴は以下の通りです。
- 潜伏期間は2~4日
- 38~40度の高熱が出る
- のどが腫れて奥に小さな水泡ができる
- 約1週間で完治する
飛沫感染や、接触感染が主なので、手洗い・うがいは必須です。便にもウイルスがいるので、おむつ替えの後にはしっかり手洗いをしてください。
口の中の水泡がつぶれて傷ができると、飲食を嫌がる子がいます。しかし、脱水を避けるために経口補水液や、お水に少量の塩を入れたものを飲ませるなどして、しっかり水分補給をしてあげてください。食べ物を嫌がる場合にはゼリーやアイスなど、のどに負担のないものが良いでしょう。
※ヘルパンギーナの症状については、ヘルパンギーナの症状とは?の記事でも詳しく紹介しています。
プール熱(咽頭結膜熱)
夏場の水遊びやプール遊びを通して感染しやすい病気のためこのような名称ですが、プールに入らなくても日常生活の中で十分に感染する恐れがあります。主な特徴は以下の通りです。
- 39~40度の高熱が4~5日続く
- のどの痛み、腫れ
- 目の充血、めやに
- 鼻水、咳
- 下痢、腹痛
家庭内でのタオルの共有は避け、おむつ替えの後には手洗いを徹底しましょう。かゆくて目を触りがちですが、悪化防止のためなるべく目を触らせるのは避けましょう。
※プール熱の症状については、プール熱とは?大人も子供も注意!の記事でも詳しく紹介しています。
手足口病
例年7月にピークを迎える、ウイルス性の感染症。こちらも4歳以下の乳幼児がかかることが多いです。
複数の種類があり、何度もかかる可能性があります。症状も様々ですが、代表的な特徴は以下の通りです。
- 発熱が2~3日続く
- 手足に発疹ができる
- 口内炎
- 発疹は7日~10日程度でほとんど消える
手足口病はかかっても症状が軽く済む場合も多いですが、口内炎ができて食欲がなくなったり手足の発疹が痛くて機嫌が悪くなったりする子もいます。
食事ができなくなると赤ちゃんも痛いですが、看病する方も大変です。潜伏期間が1週間くらいあるので手洗いうがい、おむつ替えの後の手洗いを徹底しましょう。
大人にもまれに感染するため注意が必要です。
※手足口病の症状については、赤ちゃんって手足口病になるの?どんな症状がある?の記事でも詳しく紹介しています。
クーラーは使っていいの?
赤ちゃんが夏風邪にかかってしまった場合、気になるのがエアコン(クーラー)事情です。
高熱で寝苦しそうなのは可哀想!でも風邪をひいているのにクーラーをずっとつけていて大丈夫?などと、クーラーをつけっぱなしにしても良いのか迷ってしまいますよね。
結論から言うと、クーラーは使っても問題ありません。
風通しが良く涼しい部屋の場合はクーラーは必要ないですが、天候や環境によって窓が開けられないこともあります。閉め切った部屋にいて子供が熱中症になってしまう方が問題なので、そのような場合は迷わずクーラーを使いましょう。
クーラーを使う際には赤ちゃんに直接風が当たらないよう、風向きには気を付けましょう。また、定期的に換気をしてください。
さらに、クーラーをつけっぱなしだと乾燥して風邪が悪化するケースもあるので、湿度は50~60%くらいに保つように心掛けましょう。
クーラーの設定温度は何度ぐらい?
クーラーの設定温度は26~28℃を目安にを使用してください。
扇風機を活用して風を送り、冷えすぎ防止をします。
また、お腹を冷やすと内臓の動きが悪くなり、免疫力も下がってしまいます。タオルケットや腹巻などを使用しましょう。
まとめ
夏場は大人も子供も体調を崩しやすい時期ですが、熱が出たり普段と違った様子が見られたら、しっかりと体を休ませてあげてください。
食欲がなければ無理に食べさせる必要はありませんが、水分補給だけはしっかりしましょう。
風向きや温度・湿度にさえ気を付ければ、熱があってもクーラーは使用できます。
夏風邪を引いた時は、クーラーや扇風機を上手に活用して、たっぷり水分や睡眠をとることが体力回復への一番の近道です!
※赤ちゃんのクーラーに関する情報は、赤ちゃんにクーラーって使っていいの?最適温度は?クーラーを上手に使おう!の記事もぜひ参考にしてみてください。