最近、我が子が通う保育園でも「マイコプラズマ」という言葉をよく耳にします。
風邪の初期症状に似ており、発熱やのどの痛みがあります。風邪薬を飲んでもなかなか治らない場合は、マイコプラズマの可能性があります。
子供がマイコプラズマ肺炎になってしまった場合の症状や治療方法。そして、登園・登校はどうすればいいのでしょうか。
今回は、子供のマイコプラズマ肺炎について紹介します。
マイコプラズマ肺炎とは?
マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマという微生物によって肺炎を引き起こします。
幼児~学童期の子供がかかりやすく、毎年発症する患者数が増加傾向にあります。
最近では、子供だけでなく、赤ちゃんや大人もかかるケースがあるので、注意が必要な病気です。
マイコプラズマ肺炎の症状と注意点
熱は出ますが、高熱にはならず微熱が続くケースが多いです。
しつこい咳が特徴で、夜中~明け方にかけて酷くなります。次第にヒューヒューという息苦しそうな呼吸になることもあります。
熱は下がっても、3週間くらい咳が続くことがあります。
以上の3つの症状が特徴です。
また、風邪だと思って肺炎に気づくのが遅くなった場合は、重症化する可能性もあるので、しつこい風邪症状が出たときには注意が必要です。
どうやって治療するの?どれくらいで治るの?
マイコプラズマ肺炎の場合は、抗菌薬投与で治療を行います。
発熱や咳が酷い場合は、解熱剤などと一緒に使用していきます。症状が軽い場合が多く、自然に回復することもあります。
治療を開始して、2週間~1ヶ月くらいで症状が落ち着いていきます。重症化した場合には入院が必要となり、1週間くらい入院となることもあります。
感染するの?登園、登校はいつからできる?
マイコプラズマ肺炎は、感染力の高い肺炎なので、園や学校で流行っていると感染しやすいです。
そのため、マイコプラズマ肺炎と診断された場合、登園・登校するためには医師からの許可が必要になります。
1週間くらいは、感染力が高いため、登園・登校禁止となることが多いようです。
マイコプラズマ肺炎は、感染力が高いため、看病する際はマスクなどで二次感染を防ぐことが大切です。自宅療養の際は、水分補給や部屋の湿度に気をつけましょう。
まとめ
マイコプラズマ肺炎になると1ヶ月くらい症状が治まらない場合があるので、日ごろから感染しないように、手洗い・うがい・人ごみではマスクをするなど、予防を行うことが大切です。
また、風邪の初期症状に似ているので、マイコプラズマ肺炎と気づかない方も多いです。しつこい咳が治まらない、園や学校で流行している場合には、マイコプラズマ肺炎を疑うようにしましょう。
※子供の肺炎に関しては以下でも紹介しています。