子供の「目やに」、気になりませんか?

目やにの量が多いと不安になってしまったり、市販の目薬を使って良いものなのか迷うこともあるでしょう。

風邪?アレルギー?それとも、何かの病気のサインでしょうか?

今回は、子供の目やにが大量に出る原因と対処の仕方を紹介します。

スポンサーリンク

目やにが出るのは異常なこと?

まず、目やにが出るというのは、ごくごく自然で、体の機能として必要な現象です。
起きているときには意識をしなくてもパチパチと瞬きをして目の水分を保ち、目に触れるほこりやウイルスなどを常に流して目の健康を守っている状態です。

しかし、寝ているときには目を閉じているので、涙腺にたまったほこりなどが流れずに水分が蒸発し、目やにとなって現れます。寝起きで目やにが見られる仕組みはこういうことなのです。

まだ外の世界の空気に慣れていない新生児の場合は、特に少しの刺激を異物と判断し目やにが分泌されることがあります。
出やすい子も、あまり出ない子もいますから、普段からよく目の様子を観察するようにしておきましょう。

 

目やにが大量に出る原因は?

そうはいっても大量の目やにとなると、生理現象の範囲ではなさそうですね。何が原因で大量の目やにが分泌されるのでしょうか。

子供の場合、大人よりも機能が未発達であり目と鼻の距離が近いことから、風邪をひいたときに目やにが大量に出る場合があります

鼻水が逆流しウイルスを運んでしまうことによってそのウイルスを排出しようとする働きです。
風邪と目やにが結びつかないと驚いてしまうかもしれませんが、これはよくあるケースなので安心してください。鼻水が治まれば目やにも落ち着いてくるでしょう。

※関連記事:赤ちゃんの目やにが多い!原因は風邪!?

 

もちろん風邪も心配ですが、それよりも注意しなくてはならないのが結膜炎

はやり目と呼ばれるウイルス性の結膜炎は感染力が強く、学校も出席停止となります。大量の目やにや充血が症状として見られます。夏に流行するプール熱も同じく目やにと充血を伴います。他にも、アレルギー反応として目やにが出ることもあります。綺麗な空気を保つようにすることも大切です。

※関連記事:子供の目やにと充血!結膜炎?保育園は登園できる?

 

先天性の鼻涙管閉塞(びるいかんへいそく)ということも考えられます。

読んで字のごとく鼻と涙腺をつなぐ管が稀にうまく開通しておらずに塞がってしまっている状態です。作られた涙がうまく排出されずに感染症を起こし、大量の目やにの原因となる場合があります。

※関連記事:赤ちゃんの目やにが片目だけ!原因はなに?どう対処する?

スポンサーリンク

自宅で出来る対処法は?市販の目薬は使っていいの?

目やにが出ている場合は、拭き取ってあげるようにしましょう。清潔なガーゼで優しく拭き取りましょう。強くこびりついている場合は、無理に取る必要はありません。

根本的な原因によって治療法も違ってきます。

市販の目薬は絶対に自己判断で使用しないでください。
目はデリケートな部分で決して替えのきかないものです。より一層症状を悪化させてしまうことがあります。

 

大量に出ていたら病院を受診するようにしましょう。
目以外にも症状がある場合には小児科を。目のみなら眼科で専門医に診てもらうようにしてください。

周囲に感染してしまうものかもしれませんから、目をこすった手やガーゼはこまめに洗うようにしてください。
ママも、子供の目を拭いた手でうっかり自分の目に触れてしまうとウイルス性の場合にはうつってしまうことがありますから充分注意が必要です。

 

まとめ

目やには量もさることながら、色もしっかりと見ておきたいポイントです。黄色や黄緑がかっていたら要注意。細菌が入り込んでいる可能性があるので放っておかずに病院へ行くようにしましょう。

目やには何か病気のサインかもしれません。たかが目やにと侮らず、大事な子供の目を守ってあげましょうね。

※目やにに関する記事は以下でも紹介しています。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
「いいね !」 してね。