お世話に追われながらも、赤ちゃんの笑顔に救われることってたくさんありますよね。その可愛らしい目を見つめていると、なんでもがんばれそうな気がしてくるので不思議なものです。
しかしふと、その瞳に目やにがついていることはありませんか?
特に、寝起きの目やにとは違う、黄色い目やにを見ると、何か病気なのか心配になってしまいますよね。
今回は、赤ちゃんの黄色い目やにが出る原因についてまとめてみました。
赤ちゃんの目やにはよくあることなの?
赤ちゃんは一日の半分以上を寝て過ごすことがほとんどです。
大抵の目やには、寝ている間に空気中のほこりや汚れが目からの分泌物に付着し、それが固まってしまったものです。
大人でも、寝起きに目やにがついていることはよくありますよね。寝ている時間が多い赤ちゃんにはよくあることなので、大抵の場合は心配はいりません。
ただ、起きている間にも目やにが出ている場合には注意して見るようにしてください。
特に黄色がかっていたり、粘り気のある目やにの場合は、ほこりや汚れが原因ではなく、何かの細菌に感染している場合もあります。
黄色い目やにの原因は?
白っぽい目やにの場合は、きちんと清潔にしていれば問題のないことがほとんどです。白っぽくても大量に出ているときは病院で診てもらってくださいね。
しかし、目やにが黄色っぽくなっているときには、自然なことや生理現象ではなく、炎症を起こしている可能性があります。
その炎症の原因は以下のようなものがあります。
鼻涙管閉塞
目は鼻と繋がっていますよね。その繋がっているところを「鼻涙管(びるいかん)」と呼びます。
人間は、老廃物を排出しようとして涙が出ているのですが、この鼻涙管が詰まってしまうとうまく排出できずに目やにとして溜まってしまいます。
その場合に、目やにが黄色がかっていたり、量が多かったりと通常とは違う状態になるので、一度医師に診てもらうようにしましょう。
場合によっては手術が必要なこともありますが、マッサージで改善することもあるようです。
風邪
風邪をひいて鼻水が出ても、赤ちゃん自身ではうまく対処することが出来ません。
赤ちゃんは目と鼻の距離がとても近く、鼻水が逆流して目の方まで流れていってしまいやすいのです。
その鼻水に含まれる風邪ウイルスを追い出そうと、目の細胞も働き、黄色い目やにが発生します。
つまりは、風邪ウイルスを含んだ目やになので、拭き取った後に同じガーゼやタオルで、ママ自身の手や顔を拭いてしまうとうつってしまうこともあるので気を付けてくださいね。
※関連記事:赤ちゃんの目やにが多い!原因は風邪!?
結膜炎
黄色い目やにでよく疑われるのが結膜炎。
空気中に含まれるほこりや細菌が目に入り、炎症を起こしてしまっている状態です。目やにが黄色くなるほか、粘り気があり、量も多く出ます。
赤ちゃんが気にしてこすってしまうと悪化してしまう可能性もあるので、異常を感じたらすぐに眼科を受診してください。
拭き取る場合には、ガーゼやタオルよりもひとつひとつ包装された清浄綿の方が、より清潔なことが保障されるのでそちらをオススメします。
ですが、結膜炎は医師の判断の元、点眼薬を使用することで治癒してくことがほとんどですので、自身の判断で市販の目薬を使用することは絶対にしないでください。
ウイルス性の場合は風邪と同じく感染するものですので、触れたものの共有は避けるように心がけてくださいね。
他にも、夏に流行するプール熱の症状や、ハウスダスト、花粉でも黄色い目やにが出ることがあります。目に触る可能性のある赤ちゃんの手を清潔にしておくことや、家族の手洗いうがいを忘れないようにしましょう。
まとめ
原因のひとつである結膜炎にもいくつか種類があります。その種類によって治療法・治療薬が異なります。軽度の段階であれば少しの点眼でよくなります。
目は、決して替えのきくものではありません。異常があれば躊躇わずに、すぐに受診するようにしましょうね。
※赤ちゃんの目やにに関する記事は以下でも紹介しています。