赤ちゃんは基本的に鼻で呼吸をしています。ぐっすり眠っているときに口が開くことがありますが、それでも口ではうまく呼吸が出来ないので、鼻で呼吸をしています。
つまり、鼻水が出ていたり、鼻が詰まってしまうとそれはもう一大事。とても息がしづらくて苦しくなってしまうのです。
赤ちゃんの鼻づまりは、赤ちゃん自身も辛いのはもちろん、お世話をしているママも夜眠れなくて辛い思いをしてしまうことになります。
少しでも、自宅で赤ちゃんの鼻づまりが楽になるなるように、赤ちゃんの鼻づまり解消法を紹介します。
赤ちゃんの鼻づまり解消法
赤ちゃんが寝ているときにも鼻が鳴り、鼻水を喉に吸い込んでしまって咳をして、呼吸が苦しくなり、泣き出してさらに寝付けなくなってしまう・・・なんてことがよくあります。
そんなときは、以下で紹介する鼻づまり解消法で、うまく手助けしてあげてください。
背中に角度をつける
鼻から喉へ鼻水が流れてしまうと、とても呼吸がしづらくなるので、それを防ぐために頭の位置を高くするのも良いでしょう。タオルなどを丸めて高さを付けてあげましょう。
寝返りからもとに戻ることのできない赤ちゃんの場合は、万が一顔が埋まってしまっては大変です。柔らかいクッションなどを入れないように注意してください。
ちなみに泣いてしまっている場合には、首が座っている赤ちゃんなら、横に寝かせるよりも縦抱きにすると呼吸が楽になりますよ。
鼻水を吸う
あれば鼻水吸引器、なければ直接吸っても構いません。
ただし、風邪などがうつってしまうこともありますので、吸引器を買っておくことをオススメします。
※関連記事:手動式・電動式タイプ別!赤ちゃんの鼻水吸引器おすすめ6選
赤ちゃんはうまく鼻をかむことができないので、ママやパパが対処してあげる必要があります。寝ているときに無理に吸うと顔をそむけたり、眠りが浅くなってしまうこともあります。苦しそうであれば吸ってあげるようにしましょう。
蒸しタオルで温める
温かいものを食べると鼻水が出てくることがありますよね。鼻の付け根を蒸しタオルで温めると、鼻水が柔らかくなり、通りがよくなったり、出てきやすくなります。
めん棒や柔らかいガーゼなどで拭き取ってあげるようにしましょう。
湿度を上げる
空気が乾燥していると鼻水も乾燥し、固まりやすくなります。すると外に排出されなくなり、鼻づまりの原因になってしまうのです。部屋の湿度をあげることで鼻水がやわらかくなって呼吸のしやすさに繋がります。
※関連記事:赤ちゃんの透明な鼻水が続く!長引く原因と対処法!
鼻づまりには母乳!?
母乳点鼻という言葉を聞いたことがありますか?
その名の通り、母乳の点鼻薬です。といっても特別何かを混ぜるわけではなく、まさに母乳を鼻に入れるのです。
鼻に水分が入ることで痛みや違和感があるのではと心配になりますよね。ところが母乳は体液なので、鼻はもちろん、目に入れても痛くないのです。
点鼻薬を鼻に入れて喉に回ってくるととても苦くて耐え難いですが、母乳なら赤ちゃんが飲んでしまっても安心です。
また母乳には様々な免疫物質も含まれていて、赤ちゃんの鼻づまりの際に小児科で進められることも多くあります。
スポイトで入れてあげたり、めん棒にたっぷりつけて鼻に入れてあげるといいですよ。
まとめ
鼻水は異物を外に出そうとする働きなので、なるべく出してあげた方が症状も治りやすいとされています。小児科でも止めるお薬よりも、出やすくするお薬が処方されることがほとんどです。
大人ももちろん、赤ちゃんにとっても睡眠は成長においてとても大切な役割を果たします。風邪で鼻が出ている場合には、一番の薬は眠ること。赤ちゃんに合った解消法で、少しでも気持ちよく寝てもらえるといいですね。
※赤ちゃんの鼻水に関しては以下でも紹介しています。