おむつかぶれで病院に行く目安は？小児科と皮膚科はどっち？ | 子育ていろは

赤ちゃんの肌は敏感なので、すぐにおむつかぶれになります。おしりが赤くて、おしりを拭くと痛がると可哀想ですよね。

おむつかぶれでも病院に行った方がいいの？行くとしたら小児科？皮膚科？

いろいろと判断に迷いますよね。

今回は赤ちゃんのおむつかぶれで病院に行く目安と、何科に行けばいいのかについて紹介します！

おむつかぶれとは？

まず、どうして赤ちゃんはおむつかぶれになるのか、パパやママがおうちでできることがあるのか、などについてお話ししたいと思います。

おむつかぶれは、おむつのなかでおしりがかぶれることです。

かぶれる原因は、

と言われています。

これらの刺激や摩擦によっておしりにかゆみと痛みをともなった炎症が起こります。

そんなおむつかぶれが起きないように、またできてもひどくならないようにするにはどうしたらいいのでしょう。

おしりはきれいに
おむつ替えのとき、おしりの汚れをきれいに拭き取りましょう。
汚れを落とすときはゴシゴシとこすらずに優しく拭いてあげてください。

拭くだけで汚れが取れない場合や、拭くと痛がるときは洗い流すのもおすすめです。

毎回お風呂で洗い流すのは大変です。
霧吹きやペットボトルでおしりを流す簡易シャワーをつくって、おしりを洗ってあげると赤ちゃんもサッパリして気持ちいいですね。

おしりを乾かす
おしりの汚れを拭き取ったら、おしりをよく乾かしてあげてください。
おしりの下におむつを置いて、しばらく風に当てておしりを乾かしましょう。

おしりを保護する
ワセリンなどの油分でおしりに膜を作ることで、刺激や摩擦からおしりを守ります。
ワセリンを塗る前に水分が残っていると良くありませんので、塗る前にしっかりと乾かす必要があるのです。
ワセリンを厚く塗ると、塗った部分の汗腺をふさいでしまうので、薄く塗るようにしましょう。

また、ワセリンのかわりにオリーブオイルやベビーオイルを塗ると、汚れがつきにくく、ついた汚れも落としやすくなります。

もし、おしりに赤みやプツプツができていたりしたら、軽いおむつかぶれになっている状態です。
そのときは、おしりをよく乾かしたあとに市販の薬を塗って炎症を抑えるようにしましょう。
初期のおむつかぶれは、市販の薬で症状をおさえることができます。

普段の予防や市販のおむつかぶれの薬でも治るおむつかぶれですが、病院へ行った方がいい場合もあります。

市販の薬を使ってもなかなか治らない。
おむつかぶれと似た皮膚疾患に「皮膚カンジダ症」があります。
市販のおむつかぶれの薬を使ってもなかなか治らない場合は、違う皮膚疾患である可能性もあります。

自己判断で違う薬を塗り続けるのはあまり良いことではないし、良くならない場合は赤ちゃんの苦痛が長引くだけです。
そんな場合は、病院へ行きましょう。

皮膚がジュクジュクしてきた、おしりを拭くときや洗うときに大泣きする。
おむつかぶれが悪化すると皮膚がジュクジュクになったり、痛みやかゆみが増したりします。
市販の薬では治りにくいこともあるので、やはり病院へ行きましょう。

下痢をしている。
下痢をしていると、うんちの回数が増えておむつかぶれになる可能性も高くなります。
下痢をしている原因も気になります。
赤ちゃんの苦痛を早く取り去るためにも、下痢の治療も含めて病院へ行きましょう。

では、病院へ行くときは小児科と皮膚科、どちらがいいのでしょうか。
先生にもよりますが、

という傾向にあるようです。

小児科でも塗り薬を出してくれますので、行きつけの小児科がある場合はまず小児科に行くのが安心ですね。

見るからに痛そうだったり、機嫌が悪い、すごく痛がる、など、すぐに治した方がいい場合は皮膚科でまず症状をおさえてもらいましょう。

なかなか行く時間がなかったり、ちょっと敷居が高かったりする病院ですが、赤ちゃんの痛みやかゆみを早くとることが赤ちゃんのためになることもあります。
少しでも不安に思うことがあったら、やはり病院へ行って先生に相談をしましょう。

※赤ちゃんのおむつかぶれに関する記事は以下でも紹介しています。