綺麗な赤ちゃんのおしりに、赤いおむつかぶれができるとかわいそうですよね。
おむつかぶれは、実はワセリンで防ぐことができます。

ワセリンは、おむつかぶれの予防以外にもいろいろ使えますので、ひとつあるととても便利ですよ。

今回は赤ちゃんのおむつかぶれとワセリンの使い方について紹介します。

 

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おむつかぶれにワセリンが効果的な理由

ワセリンはアレルギーを起こしにくいため、肌が弱かったり敏感だったりする赤ちゃんにも使うことができます。

ワセリンは、角質から水分が蒸発するのを防ぎ、肌を保護し刺激から守ります。
ワセリンを塗ることで、おしっこやうんちの刺激やおむつの摩擦を緩和することができるのです

未精製のワセリンは刺激を感じることがあるので、白色ワセリンや赤ちゃん用のものを選びましょう。

 

ワセリンの正しい塗り方と、使用するときの注意点

ワセリンはおむつ替えをするときに塗りますが、正しく塗ることが大切です。
そこで、正しい塗り方についてお話ししたいと思います。

ワセリンの正しい塗り方

①汚れを拭く

まず、おしりの汚れをきれいに拭き取ります。
ワセリンは、油分で肌に膜を作る働きがありますので、汚れているところにワセリンを塗ると汚れにサランラップをかけたのと同じことになってしまうからです。
汚れを取るときは、ゴシゴシこすらずに優しく汚れを取りましょう。

前回のおむつ替えのときにすでにワセリンを塗っている場合は、それもきれいに落とします。
ワセリンは拭くだけでは落ちにくいので、石けんとぬるま湯できれいに洗ってあげましょう。

 

②薄く塗る
きれいにしたおしりをきちんと乾かしてから塗ります。
厚く塗ると汚れやおむつの繊維が付きやすくなるし、次に落としにくくもなるので、薄く塗りましょう。

また、厚く塗るのがよくないのは、その部分の汗腺をふさいでしまうためでもあります。
汗腺をふさぐと体温調節がうまくできなくなったり、熱がこもることでかゆみが増したりします。

 

ワセリンを使用する際の注意点

ワセリンを使うときには2点、注意することがあります。

塗らない時間も作る
ワセリンを塗らない「おしりサラサラタイム」をつくりましょう。
汚れをきれいに拭いたら、おしりの下におむつを敷いてしばらくおしりを乾かします。
時間は15分程度でも充分効果があります。

 

ワセリンは薬ではない
ワセリンには炎症を抑えたり治したりする力はありません。
おむつかぶれがひどくなっているときは、ワセリンではなく薬でまず治しましょう。

※関連記事:おむつかぶれに効く薬は?市販薬を使ってもいいの?

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ワセリン以外に予防できるものは?

ワセリンは刺激が少ないと言われていますが、合わない赤ちゃんもいます。
ワセリン以外でも同じようにおむつかぶれを予防できるものがありますので、いくつか紹介します。

馬油(ばあゆ)
馬の油から作られた天然の保湿用油です。
炎症をしずめる作用があり、昔からヤケドや肌荒れなどの治療に使われてきました。
触ったときはベタッとしますが、すぐにスッと伸びてサラサラになるので、使いやすいですよ。
馬油は、皮膚トラブルに効くので、おむつかぶれのほかに乾燥肌やあせもの予防にもなります。

 

オリーブオイル、ベビーオイル
うんちがこびりついてなかなか取れないときは、コットンなどにオリーブオイルを染み込ませるとこすらずに落とすことができます。
また、オイルがバリアになり、うんちやおしっこの刺激やおむつの摩擦などから肌を守ってくれます。

 

ホホバオイル
ママのあいだで、「何でも使える美容オイル」として話題のホホバオイル。
純度が高い天然ホホバオイルなら、成分的にも安心です。

オイルが酸化すると品質が落ち、肌につけるのも良くありませんが、ホホバオイルは酸化しにくいオイルなので、そこもうれしいポイントですね。

 

まとめ

ワセリンはおむつかぶれ以外の用途でも使えるので、赤ちゃんの肌に合えば重宝するかもしれません。

赤ちゃんが快適に過ごせるように、成分のやさしい油分でしっかりふたをしておむつかぶれを防いであげましょうね。

※赤ちゃんのおむつかぶれに関する記事は以下でも紹介しています。

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