子供は何かと病院にかかることも多いですよね。保育園や幼稚園、小学校に上がっても色んなウイルスをもらってきたり。
男の子の場合は、男の子特有のおちんちんのケアに頭を悩ませているママも多いのではないでしょうか。
突然「ちんちんが痛い!」と子供に言われたらどうしますか?
今回は、男の子のおちんちんの病気の1つである「亀頭包皮炎(きとうほうひえん)」についてお話します。
「亀頭包皮炎」って?どんな症状があるの?
亀頭包皮炎とは、その名の通り、亀頭(おちんちんの先の部分)や、包んでいる皮が炎症を起こす病気です。
細菌性のものと、カンジダ性と呼ばれるものに分かれます。
赤ちゃんは包茎であることが一般的です。成長に連れて皮がむけて亀頭部分が外に出てくるようになるのですが、それまでは常に亀頭を皮が覆っている状態です。
皮が覆っている状態では、亀頭部分がなかなか乾燥することも難しいため、汚れが溜まってしまい菌が入り込むと繁殖しやすく、炎症を引き起こしてしまうのです。
症状としては、おちんちんが赤く腫れ、痛みやかゆみを伴うことがあります。
そのため、子供が我慢できずに掻いてしまうと傷になり、更に炎症を広げてしまうこともあります。なかなか言い出せず、気が付くのが遅くなってしまうと化膿してしまい、炎症の範囲も広がってしまいます。
どんな治療方法があるの?
基本的には、清潔に保ち、あまり蒸れないように注意すること。これで自然に治るケースも多いようです。
しかし、痛みや痒みを訴える子供じゃ、なかなか「触らないで」「かかないで」と言って我慢できるものではありません。
一度病院に行き、先生からも伝えてもらい、薬を処方してもらった方が安心でしょう。
亀頭包皮炎の場合は、塗り薬の処方が一般的です。
繁殖した細菌をやっつけて、炎症を抑えてくれる「バラマイシン軟膏」という薬がよく出されます。清潔にしたおちんちんに、清潔にした手で塗るようにしましょう。
あまりに炎症が進行している場合には、飲み薬が処方される場合もあります。
市販の薬は使える?
仕事をしていたり、休診日だったり、すぐに病院にかかれないこともあると思います。そんな時に、市販の薬は使えるのでしょうか?
まず、細菌性なのかカンジダ性なのかで使う薬は変わってきます。さらに一口に亀頭包皮炎といえどどこが根源なのかということで塗る箇所も変わってきます。
デリケートな部分の炎症なので、下手に手を出さず、小児科や泌尿器科に行くことをオススメします。
痛みが強い場合にはおしっこをすることを我慢してしまったりすることもあるので、なるべく早く診てもらうようにしましょう。
または、すぐに診察に行けないことを伝えた上で、かかりつけの小児科や薬局に代用できる薬はないか相談してみましょう。
予防するにはどうしたらいいの?
治療法でもある、清潔に保ち、蒸れさせないようにすることが、一番の予防法です。
オムツのはずれていない子供は蒸れてしまいがちですが、とくに汗をかいているときにはこまめにオムツ替えてあげるようにしましょう。また、遊んだあとに手を洗うことも重要です。
色々なものを触った手でおちんちんを触ってしまうと、そのまま菌がうつってしまいます。
強くごしごしと洗ったりはせず、優しく、シャワーで流して洗ってください。
基本的には汚れ、垢が溜まって引き起こされるものですから、清潔にすることが一番です。
まとめ
ママには未知の世界のおちんちん事情。子育ての先輩である両親にも聞きづらい話題です。泌尿器科に足を踏み入れるのも少し勇気がいりますよね。
小児科でも診てもらえるので、気になることがある時には、かかりつけの小児科の先生に相談してみましょう。
※子供のおちんちんに関しては以下でも紹介しています。