赤ちゃんの肌が乾燥していませんか?生後3ヶ月くらいにジュクジュクした乳児湿疹が治まってきたと思ったら、今度はカサカサ肌になっている!と驚く方も多いかと思います。
肌がカサカサしていると、赤ちゃんはかゆくて顔をかきむしってしまったり、不機嫌で泣いてしまうこともあります。
まだ言葉が話せない赤ちゃんが辛そうだと心配ですよね。
今回は乾燥性湿疹のケアの方法や病院にいく目安などを紹介します。
目次
乾燥性湿疹とは?赤ちゃんの乳児湿疹の種類
乳児湿疹には大まかに油漏性乳児湿疹と乾燥性乳児湿疹の2種類があります。
油漏性湿疹
油漏性湿疹は、ジュクジュクしたブツブツが主に顔にできやすく、ベビーソープなどで肌を清潔に保つことで徐々に落ち着いていきます。
顔についている油分をしっかり取ってあげることが大切なので、沐浴用の入浴剤だけで洗うよりもベビーソープでしっかり洗ってあげましょう。
乾燥性湿疹
乾燥性湿疹は、肌の乾燥が原因で引き起こされる湿疹です。
特に秋から冬にかけて出やすく、手のひらなど油分が多い場所ではなく、背中やお腹などに出やすいです。
我が家の娘も冬に背中が真っ赤になっていて、急いで病院を受診したら先生に「乾燥性湿疹」といわれました。
背中やお腹などの広い面積の場所で、乾燥してカサカサしていた場合は、乾燥性湿疹を疑いましょう。
赤ちゃんの乾燥性湿疹はいつまで続くの?
油漏性湿疹の場合は、ピークは生後1ヶ月前後で、生後3ヶ月ごろには治まっていきます。しかし、乾燥性湿疹はしっかりとしたケアをしてあげないと、冬の乾燥した時期に再発する恐れがあります。
自宅でこまめにケアすることで乾燥性湿疹を防ぐことができるので、しっかりとケアをして敏感な赤ちゃんの肌を守りましょう。
自宅でどうやってケアをする?保湿剤は使うべき?
自宅でのケアの方法は、「しっかりと保湿する」ことです。
保湿の方法は、市販のベビーローションやオイルを使用すればOKです。市販のものを使用する際は、低刺激のタイプを選びましょう。
保湿方法は、朝・オムツ替え・離乳食のあと(特に口周り)・入浴後にこまめに塗ってあげます。特に、乾燥の酷い冬の時期には入浴後に水分を閉じ込めるようにたっぷりと塗るようにしましょう。
また、室内を乾燥させないことも重要です。加湿器がない方は濡れタオルを置くだけでも乾燥を防ぐことができるのでおすすめです。
入浴のときに石鹸は使ってOK?
入浴時に石鹸を使ってもOKですが、あまりゴシゴシと洗ってしまうと肌荒れの原因になってしまいます。しっかり泡立てるか、泡タイプのベビーソープでやさしく洗うようにしましょう。
カサカサが酷いなと感じたときには、石鹸を使わずシャワーだけの日をつくり、お風呂のあとはしっかりと保湿してあげてください。
また、長風呂は必要な皮膚の油分まで流してしまうので、5分程度入浴して出るようにしましょう。
病院に行く目安は?
赤みがあり、かゆみが酷く赤ちゃんの機嫌が悪い場合には、病院を受診しましょう。
軽度であれば、プロペトやワセリンなどの塗り薬が処方され、炎症が酷い場合には、ステロイド系の塗り薬が処方されることが多いです。
アトピー性皮膚炎の場合もあるので、自宅でのケアで改善が見られないときは早めに病院に行くようにしましょう。
まとめ
赤ちゃんの肌はとってもデリケートです。少しの乾燥でも、皮膚トラブルの原因になることがあります。かゆそうにしているわが子を見ているのはとても辛いですよね。
こまめなケアは大変ですが、きちんとケアしてあげることで赤ちゃんを乾燥性湿疹から守ってあげましょう。
※乾燥肌に関しては以下でも紹介しています。