赤ちゃんの下痢、嘔吐が続くと可哀想ですよね。
まだ言葉で症状を伝えることができないので、ママやパパも心配になってしまうと思います。
下痢や嘔吐の症状がある時に、赤ちゃんのミルクや離乳食はどのように与えたら良いのでしょうか?
今回は赤ちゃんの下痢、嘔吐の原因や、症状がでている時のミルクや離乳食の与え方と注意点について紹介します。
嘔吐下痢症とは
嘔吐と下痢の症状が出ている場合は、嘔吐下痢症の可能性があります。
嘔吐下痢症は、ウイルス感染、細菌によって胃腸炎を起こし、嘔吐、下痢の症状がでます。
赤ちゃんの嘔吐下痢症はほとんどがウイルス感染によるものです。
ウイルス別に症状の特徴を紹介します。
- ノロウイルス
11月~1月頃に流行するウイルスで嘔吐、下痢、腹痛、発熱の症状があり、感染力の高いウイルスです。 - ロタウイルス
2月~3月に多いウイルスで嘔吐、下痢、発熱の症状があり、白色の便が特徴的です。 - アデノウイルス
40度くらいの熱が続き、喉が赤くなる夏風邪の一種です。咽頭炎、結膜炎、高熱が特徴的な症状ですが、下痢や嘔吐などの症状が出ることもあります。
嘔吐、下痢が続くと脱水症状を起こす危険がある病気なので注意が必要です。
赤ちゃんに下痢や嘔吐の症状が見られたら、二次感染を防ぐためにもしっかりと手洗いをしましょう。
症状がでている時のミルクや離乳食はどうする?
母乳やミルクは様子を見ながら少量にして回数を増やすか、機嫌が良ければ普段通りでも問題ありません。
吐き気があるような時には無理に水分をとらせなくても大丈夫です。口に入れてもすぐに吐いてしまい、赤ちゃんも可哀想です。
吐き気が止まった時に吸収率のよいベビー用のイオン飲料や、白湯・お茶を飲ませてあげましょう。
落ち着いてきたら、野菜スープ、おかゆ、柔らかいうどんなどの消化の良い食事をとらせてあげましょう。
食欲があり、症状もぶり返さないようであれば、少しずつ食材を増やしてあげていきましょう。
症状がでている時に注意すること
赤ちゃんが嘔吐した際には、嘔吐物をのどに詰まらせないように横向きに寝かせてあげましょう。
母乳やミルクも吐き気があるうちはあげないようにし、落ち着いてからあげるようにしましょう。
落ち着いてきた場合も、一度にいつもの量をあげずに、少しずつ様子を見ながらあげるようにしてください。
離乳食をあげる際には消化しにくい食材や刺激の強い食材は避けるようにしましょう。
避けた方が良い食材は、以下のようなものです。
- 牛乳やアイスクリームなど冷たい食べ物や飲み物
- 揚げ物やバターなどの脂肪分の多い食べ物
- 繊維の多い野菜
- みかんなどの柑橘類
これらの食材は避け、おかゆやうどんなどの消化の良い食事をとらせましょう。
おむつ替えの際にはシャワーでお尻を洗い流すなど、肌に負担のないようにしてあげてください。
繰り返しになりますが、赤ちゃんのおむつを替えた後は、しっかりと手洗いをしましょう。
まとめ
赤ちゃんが吐く姿は見ている方も辛いですよね。
予防と消毒をしっかりして、感染を防ぐように心がけてください。少しでも気になる症状があれば病院を受診し悪化を防ぎましょう。
食事は様子を見つつ、消化の良いものから順番に食材を増やしていくと負担が少ないです。
下痢の場合にはおむつかぶれに注意しておむつ替えをしてあげてくださいね。
今回の記事が頑張っているお母さんにとって少しでも参考になれば嬉しいです。
※赤ちゃんの下痢、おむつかぶれに関しては以下でも紹介しています。