2017年も暑くてムシムシした夏がやってきます。
近年は例年猛暑が続いていて、考えただけでも気が遠くなりそうです。
そんな夏は家で、クーラーをかけて涼しくのんびり過ごしたいと思っている人も多いと思います。
しかし、赤ちゃんがいる家庭ではどうしても赤ちゃん優先になります。
赤ちゃんがいるのに、ずっとクーラーを使っていても大丈夫なの?と心配になりますよね。
実は、赤ちゃんは汗っかきで脱水になりやすいです。
しかも、自分で体温調節をするのが苦手。
赤ちゃんのあせもや熱中症を予防し、快適な室温を保つためにはクーラーは必需品です。
クーラーを上手に使って、赤ちゃんと暑い夏を快適に過ごしていきましょう。
目次
赤ちゃんは汗っかき!汗で赤ちゃんの体調が変化する!
赤ちゃんは新陳代謝がとっても盛んです。
そのため、とても汗をかきやすいんです。
「赤ちゃんは大人より1枚少なく着させること!」と言う話を耳にしたことがあるパパ・ママも多いはずです。
赤ちゃんが汗をかくことによって、体調が変化しやすく、以下のようなことが起こることがあります。
赤ちゃんが汗をかくことで起きやすいこと
汗疹(あせも)
まず汗疹です。
赤ちゃんは大人の3倍汗をかくといわれています。かゆみを伴う小さな赤いポツポツが出たら汗疹や暑いサインです。
汗疹を放置したりかきむしってしまうと「とびひ」になってしまって治りも悪くなります。
我が家の娘も、寒いといけないと思い、厚着させてしまった結果、1日で汗疹ができてしまったことがあります。
そのくらい汗疹はすぐにできます。
脱水症状
次に脱水症状です。
汗をかくと、その分、体内の水分も奪われてしまい、脱水症状を引き起こしてしまいます。
脱水を引き起こすと発熱したりぐったりしてしまい、最悪、命に関わることもあります。
汗疹や脱水を防ぐためにも、クーラーを使って赤ちゃんの体温が上がり過ぎないように調節する必要があります。
もちろんクーラーをつけていても、水分補給や衣服などで体温調節してあげてくださいね。
クーラーの温度は何度?風を当てていいの?
大人の快適なクーラーの温度は約26℃くらいといわれています。
しかし体感温度はもっと低いのは知っていましたか?大体設定温度からマイナス2~3℃が体感温度になるようです。
大人にとって快適でも、赤ちゃんにとっては必ずしも快適な温度とは言えません。
赤ちゃんにとっての適温は基本的に、外の気温との差が5℃以内、クーラーの温度は大人より3℃くらい上と言われています。
ですから、赤ちゃんの快適な温度は28~30℃ということになるでしょう。
また、冷たい空気は下の方に溜まります。
赤ちゃんの肌が冷たい空気ばかりにさらされていると、体温が急激に下がってしまうので注意しましょう。
赤ちゃんに冷たい空気や風が直に当たらないようにスイング機能を利用し、部屋全体に空気が行き渡るような工夫をしてあげても良いでしょう。
夜はどうすればいい?1日中つけていていいの?
真夏になると夜になってもなかなか気温が下がらないことが多いですよね。
寝苦しさのあまり、夜中にクーラーをつけっぱなしで寝てしまう大人も多いかと思います。
赤ちゃんがいる家庭では、やはりクーラーをつけっぱなしにして寝るのは気が引けるかもしれません。
しかし、夜中暑いと寝苦しいのは子供も大人も同じです。
心配な場合、おやすみタイマーを使うなどして冷えすぎないような工夫をしましょう。
また、湿度が高くむしむしとした状態だと大人も赤ちゃんも不快ですよね。
除湿ドライ機能で60パーセント以下に湿度を調整して上げると、赤ちゃんの肌もベタベタせずに、快適に眠れるでしょう。
赤ちゃんが寝入ってしばらくしたら、クーラーを止めたり窓を開けて扇風機を使うなどの調節をしてあげるのも良いでしょう。
クーラーの定期的な掃除は忘れずに!
クーラーを長いこと使用していると、フィルターにホコリやカビが溜まってしまいます。
定期的にクーラーを掃除しないと逆にカビやホコリを撒き散らしていることになってしまい、赤ちゃんに健康被害を及ぼします。
我が家の娘は、発熱もないのに、一時期咳が止まらなく病院にかかったことがあります。
薬を飲ませてもなかなか治まらず、結果、クーラーのフィルターのホコリが原因であることがわかりました。
そのくらい、赤ちゃんにとってホコリは大敵であり、アレルギーを引き起こすこともあります。
ですので、最低でも1週間に1回はフィルターを掃除しましょう。
また、フィルターを掃除することによって電気代の節約にもなり効率も良くなるので、赤ちゃんも大人も快適に過ごすことができますよ。
いろいろな工夫をして、赤ちゃんが過ごしやすい環境を作ろう
体温調節が苦手な赤ちゃんには、快適な状態を保てるよう大人が手助けしてあげる必要があります。
赤ちゃんが気持ちよく過ごせる環境作りには、クーラーだけでなく、扇風機やタオル、上着、保冷剤なども活用します。
赤ちゃんに四六時中つきっきりで体温調節することは出来ないので、タイマー機能や除湿ドライ機能、窓を開けるなど、いろいろな工夫をしてあげながら、暑い夏を乗り切っていきましょう。