赤ちゃんの便秘解消に即効性があると言われている「綿棒浣腸」。
でも、赤ちゃんのお尻に、綿棒を突っ込むなんてママにはかなりの抵抗があるはず。
便秘で苦しんでいる赤ちゃんを早く助けてあげたい!そんなママのために、綿棒浣腸の正しいやり方と注意点を紹介します。
なぜ綿棒浣腸が便秘解消に効果があるの?
綿棒浣腸とは、綿棒で赤ちゃんのお尻に刺激を与え、直接うんちを取り除いてあげる方法です。
ダイレクトに綿棒がうんちに当たり、出てこい!出てこい!と刺激するのでとても効果があります。
綿棒浣腸はいつするのがいいの?
綿棒浣腸をするタイミングですが、赤ちゃんの腸の動きが活発になる授乳または、食事の30分後に行うのが一番効果的です。
どれくらい刺激を与えるのがいいかというと、綿棒の刺激で下りてきたうんちの色が綿棒にうっすらとつく位を目安にします。少し刺激しては、抜き出して確認をおこなってください。
実際にやってみると、どれくらい挿入したらいいのか非常に判断が難しいです。
赤ちゃんの便秘の状態によっても、ちょっと入れただけでうんちが付くときもありますが、腸の奥にうんちがある場合は、深く刺激しないと出てきません。
綿棒浣腸をする頻度は?癖にはならない?
赤ちゃんに綿棒浣腸をすることで、「毎回、浣腸を行わないと排便できなくなってしまうのでは?」と、綿棒浣腸が癖になることを心配するママさんもいると思います。
しかし、やりすぎなどに注意すれば、簡単に癖にはなりません。
1日に何回までといった決まりはありませんが、1日に1~2回を目安として、綿棒でお尻が赤くなったり、赤ちゃんが痛くて泣いたりする場合はやめましょう。
綿棒浣腸のやり方と注意点
綿棒浣腸の正しいやり方を紹介します。
準備するものは以下です。
大人用綿棒
赤ちゃん用のベビー綿棒は細くてあまり刺激にならない場合があります。また硬いため肛門や腸を傷つけ、出血する恐れがあります。
ベビーオイル
ほぐした綿棒の先にベビーオイルをたっぷりつけて挿入させます。滑りをよくするために、必ずオイルをつけましょう。
オイルはワセリン、オリーブオイルでも問題ありません。
おむつ替えシートまたはバスタオル
綿棒浣腸には即効性があります。何日もうんちが出ていない赤ちゃんでしたら、綿棒浣腸の刺激ですぐに排便します。時には便が周りに飛び散るくらい一気に出ることもあります。
浣腸の際には汚れてもいいようにおむつ替えシートなどを敷いて準備しましょう。
正しいやり方
上記の3点が準備できたら、いよいよ浣腸です。
- 赤ちゃんを仰向けにし、出来るだけリラックスさせてあげ、足を広げて上にあげます。両足をM字に持つと肛門が開いて綿棒が入りやすいです。
- ベビーオイルをたっぷり含ませた綿棒を肛門に当てて、綿棒の頭が入ったぐらいまで、やさしく円を描くように挿入していきます。
- しばらく、くるくると円を描きながら、15秒ほど優しく刺激をしてあげます。
- 綿棒を抜いて、指で肛門を押して再び刺激を行います。
注意点
ここで注意してほしい点は、抜き取った綿棒に血がついていないか確認してください。
もし、血がついていた時はすぐに浣腸を中止してください。
綿棒が引っかかってしまい、肛門や腸を少し傷つけてしまったことによる出血です。
出血がその日で終わるようであれば、問題ありません。翌日も続くようであれば、深く傷つけてしまった可能性もあるので、お医者さんに見てもらいましょう。
まとめ
綿棒浣腸は赤ちゃんのお尻に異物を入れるので、初めてのママには怖いはず。
即効性もあるので、正しいやり方で綿棒浣腸をすれば、赤ちゃんもスッキリします。
綿棒浣腸で便秘で苦しそうにしている赤ちゃんを早く楽にさせてくださいね!
※赤ちゃんの便秘に関しては以下でも紹介しています。