赤ちゃんの8割が便秘になるといいますが、原因の一つに離乳食があるのを知っていますか?
実は、私自身も知ったのは最近で、今思い返せば、確かに我が子も離乳食がはじまると、うんちの出る回数が減って便秘かな?と思うことありました。
離乳食が始まると、「ちゃんと食べれるか」「アレルギーが出ないか」「食べる量はどれくらいか」など、心配の連続ですよね。
そんな時に「便秘?!」となったら、もう大変です!
今回は、離乳食が原因で赤ちゃんが便秘になる理由を紹介します。便秘になる原因を知って、赤ちゃんが便秘になるのを予防しましょう。
離乳食が原因で赤ちゃんが便秘になる理由
生後6ヵ月ぐらいまでの赤ちゃんは、母乳・ミルクなどの水分で栄養を摂っています。
その後、離乳食がはじまると、今まで水分ばかりだった赤ちゃんが、固形物を口にするようになり、赤ちゃんにとって便秘になりやすい時期だといわれています。
赤ちゃんが離乳食で便秘になる原因は大きく分けて2つあります。
①水分不足
離乳食がはじまると、ミルクや母乳からの水分が減少します。
赤ちゃんは大人の約3倍もの汗をかくといわれています。
そのため、体内の水分が不足し、水分が不足すると便が固くなり便秘になりやすくなります。
離乳食をはじめたら、こまめに水分補給をするようにしましょう。
②新しい食材に対応できず、腸内環境が悪くなる
赤ちゃんはママのお腹にいる間は「無菌」状態です。生まれてくる時に産道を通ることによってママの「腸内細菌」をもらって生れてきます。
離乳食をはじめる前の赤ちゃんの腸内はほとんどが善玉菌ですが、母乳やミルク以外の食べ物をとることで、ほかの細菌も腸内に住み着くようになります。
新しい食材を取り入れると、まだその食材を分解する菌がいない場合が多く、便秘になってしまうのです。
ここで注意したいのが、
赤ちゃんが便秘になったからと言って、離乳食をやめる必要はありません。
赤ちゃんの月齢に合った食材を離乳食に取り入れ、慢性的な便秘にならないよう、排便の習慣を身につけるようにしましょう。
この後で紹介しますが、離乳食に便秘を解消する食材を上手に取り入れて、便秘解消&予防をしましょう。
便秘解消におすすめの食材
離乳食が便秘の原因だと聞いて、離乳食を一旦ストップした方がいいのではないかと思われる方もいるかもしれません。
赤ちゃんが成長するにつれて、母乳やミルクだけでは栄養が足りず、その足りない栄養を補完するのが離乳食の役割です。
なので、便秘になったからといって、離乳食をストップする必要はありません。
便秘を解消できる食材を上手に取り入れてみましょう。
離乳食初期から取り入れられる便秘解消におすすめの食材がこちらです。
- みかん
- さつまいも
- りんご
- バナナ
- ヨーグルト
食物繊維が非常にたくさん含まれていて、調理方法もすりつぶすしたり、すりおろすだけで簡単です。
また、柑橘類には便を柔らかくする効果もありますので、果物の果汁を飲ませるのもいいでしょう。
その他にオリゴ糖もおすすめです。ヨーグルトには乳酸菌が含まれていますし、赤ちゃんにとって食べやすい食材ですからおすすめです。
オリゴ糖と聞いて、この食材ならたくさん入っている!ってイメージできますか?
私はオリゴ糖の入った食材が全く浮かびません。笑
実はオリゴ糖、甘味料なのかと思いきや、さまざまな食材に含まれています。
- 母乳
- 牛乳
- 味噌
- 玉ねぎ
- バナナ
- キャベツ
- アスパラ
- ヨーグルト
- はちみつ
※はちみつは1歳未満のお子様はボツリヌス菌が含まれている可能性があるので与えないでください。
オリゴ糖のいいところは、分解されずに腸まで届いて、ビフィズス菌や善玉菌のエサになり、悪玉菌を退治してくれます。
その結果、腸内環境が良くなり、便秘改善に高い効果が得られます。
まとめ
離乳食が始まるとママの仕事が増えます。
まだ赤ちゃんのうちは食べムラや、慣れない食材には抵抗があって、上手に食べれない時もあるでしょう。決して焦らずに赤ちゃんのペースで進めてくださいね。
今回紹介した食材を上手に離乳食を取り入れて、赤ちゃんの便秘解消と便秘予防に役立ててください。
※赤ちゃんの便秘に関しては以下でも紹介しています。