子供のうんちが白っぽいと驚いてしまいますよね。しかも、下痢だったらなおさら。
うんちの色が白っぽいと注意が必要です。
今回は、子供の下痢が白っぽい原因や、病院に行く目安などについて紹介します。
下痢が白っぽい原因は?
下痢が白っぽい原因の多くはロタウイルスという感染症です。
ロタウイルスとは2~3月にかけて流行する冬の感染症で、嘔吐・下痢・発熱の症状があります。
下痢以外にも、嘔吐、発熱などの症状が出たらロタウイルスに感染している可能性があります。
ロタウイルスの潜伏期間は1日~3日程度あり、感染力が強いです。症状は3日~7日前後続きます。
特効薬はなく、菌をしっかりと排出しなければなりません。
便には2週間ほど菌がいる場合があるので、症状が落ち着いてきても排便の処理には注意が必要です。
病院に行く目安は?
子供が元気な場合には病院に行くか迷うところですが、白っぽい便、血便、黒い便が見られる場合には早めに受診しましょう。
下痢が続くと脱水症状になってしまうこともあります。
脱水によく見られる症状は以下の通りです。以下の症状が見られたら注意が必要です。
- ぐったりしている
- 機嫌が悪い
- 尿の回数・量がすくない
- 唇が乾燥している
さらに、白い便の時には先天性胆管拡張症といって胆管が拡張しておこる病気の可能性があります。
肝臓の流れが悪くなることで便の色が白っぽくなります。放置をすると症状を繰り返したり、悪化する恐れがあるので病院の受診が必要です。
消化不良でもうんちは白くなる!?
病気以外でもうんちが白くなる事はあるのでしょうか?
実は消化不良により便が白くなることがあります。
例えば、脂肪が多いお肉や食べ物を食べすぎると、脂肪分の分解が間に合わないことがあり、その時にもうんちが白っぽくなることがあります。
この場合は、脂肪分が多い食べ物を控えることで元の便に戻ります。
また、乳製品の摂りすぎでも便が白くなることがあります。
乳製品には乳糖という成分が含まれており、これを消化する酵素の消化作用が追い付かないことにより便が白くなるのです。乳製品は体に良いと言われていますが、摂り過ぎ注意です。
この場合も脂肪の多い食事と同じく、乳製品を控えると正常なうんちに戻ります。
体に良いとされているものもほどほどに、バランスの良い食事をすることが大事ですね!
まとめ
子供の健康状態はうんちの色でわかることも多いので、色がいつもと違ったりすると心配になりますよね。
感染症が原因の下痢の場合は他の家族にうつってしまう可能性も高いので、日頃から親子で手洗い・うがいの習慣を身につけておきましましょう。
普段と違う症状が出た場合には、早めに病院を受診できると安心です。