子供の運動会やスポ少の試合などの行事のときに気になるのが「熱中症」。

ただ、「気をつけましょう」と言われても何に気をつけたらいいのか、どう予防したらいいのか、具体的にはよくわからない・・・。

そんなあなたに、今回は子供を熱中症から守るための方法についてお話ししたいと思います。

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熱中症とは?

熱中症とは、大量に汗をかくことによって体内の水分や塩分が奪われたり、体温を調節する機能がうまく働かなくなったりしたときに起こる病気のことです。

子供は体温調節する力が充分に発達していないため、熱中症にかかりやすいと言われています。

 

子供の熱中症の特徴

子供は、多少体がつらくても自分の体調の変化はあまり言いません。

楽しく遊んでいるときはなおさら言わないので、周りの大人が子供をよく見て異変に気づいてあげましょう。

子供に以下のような症状が見られたら、熱中症になっている可能性があります。

  • 頭痛を訴える。
  • ふらふらしている。
  • いつもより元気がない、あまり動かない。
  • 激しく動いていないのに呼吸が荒い。
  • 手足が震えている。
  • 顔が白い、顔色が悪い。
  • 汗をかかなくなる。
  • 顔や体に触れると熱い。

 

近くで見て気づく症状もありますし、子供が自分から休憩をとることはなかなかないので、大人がちょくちょく呼んで休憩させるついでに子供の様子を見るようにしましょう。

子供が日焼けをしていると顔色に気づきにくいですが、顔やおでこに触れてみて熱くなっていないかチェックしてみてくださいね。

※赤ちゃんの熱中症については、知っておきたい!赤ちゃんの熱中症で詳しく紹介しています。

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子供の熱中症予防

次に熱中症を予防するために具体的にどんなことに気をつけたらいいのか、お話ししたいと思います。

熱中症予防に大切なのは、体温を上手に下げることと、きちんと水分をとることです。

順番にご説明します。

体温を下げる

まず、上手に体温を下げるために、熱がこもらず汗を発散しやすい服を着せましょう。

麻の服は通気性がよくて汗が乾きやすいのでおススメです。

スポ少などでユニフォームが決まっている場合は、汗を吸いやすくて乾きやすいシャツを下に着せるといいですね。

屋外で活動をするときは、帽子で日差しから守り、日陰など涼しいところでこまめに休憩するようにしてください。

体を冷やす冷却グッズもおススメです。

水で濡らして使うクールマフラーは、ぬるくなったらまた濡らすだけなのでとても使いやすいです。

冷却ジェルが入っているタイプのマフラーもありますが、少し重いので子供ウケはイマイチでした。

水分をとる

熱中症の予防に水分はとても大事ですが、どのような水分をとるのかもとても重要です。

大量に汗をかいて体内の塩分が失われたあとに水を飲むと、体内の塩分がどんどん薄くなっていきます。

そのため、汗で塩分が失われたら水分だけじゃなくて塩分も補給しなくてはいけません。

そして、効果的に熱中症を予防するためには、以下の栄養素も必要です。

  • カリウム
    熱中症によってカリウムが不足すると、水分調整がうまくいかなくなり脱水症状を起こします。
  • ミネラル
    ミネラルは体を作るために必要な栄養素ですが、汗と一緒にミネラルも失われます。ミネラルは体内で作り出せないので食品などで補う必要があるのです。

水分を補給するときは、熱中症を予防するために必要な塩分とカリウムとミネラルを意識して摂るようにしましょう。

1番手軽なのがミネラル入りの麦茶です。麦茶には体を冷やす効果もあるので、夏に最適な飲み物ですね。

また、意外なところでは牛乳が熱中症の予防になります。

牛乳に含まれている「アルブチン」という成分には体温調節機能を促進させる働きがあります。

また、血液量を増やす働きもあるので、血液量が増えることによって熱を発散しやすくなり体温の上昇を防ぐこともできるのです。

そのほか、さまざまな栄養素を効果的に含んでいるのがスポーツドリンクですが、糖分やカロリーが気になりますよね。

そこで、簡単な手作りドリンクをご紹介します。

手作りスポーツドリンク

  • 水1リットル、塩・小さじ1/2杯(約3g)
  • ハチミツ・大さじ1~2杯or砂糖・大さじ3~4杯
  • レモン果汁・大さじ1~2杯

以上をよく混ぜて溶かしたらできあがりです。

 

コツ・注意

  • 糖分の量はお好みで。男の子だと糖分控えめでサッパリしている方が好きかもしれませんね。
  • ハチミツ、黒糖、キビ糖にはミネラルが含まれているので最適です。
    ※1歳未満の赤ちゃんに作るときはハチミツを使わないでください。
  • レモンに含まれているクエン酸には疲れをとる働きもありますので夏バテも予防できますよ。

 

まとめ

夏は楽しいことがいっぱいあります。

熱中症対策をしっかりして、日差しの下で思いっきり楽しみましょうね。

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