目を離すと、どんどんテレビに近づく子供。
我が家のテレビも、画面に小さい手形がベタベタとついていました。

テレビを近くで見ると目が悪くなりそうだけど、どうやって距離をとらせたらいいのか、また、テレビの長時間視聴が子供に与える影響など心配なことも多いですよね。

今回はそんな子供とテレビの上手な付き合い方について紹介します!

 

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テレビが子供に与える影響

まず、一般的にテレビは子供にとってどのような影響を与えると言われているのでしょうか。

実際、集中してテレビだけを見ているのか、他のことをしながら見ているのか、子供が見ていないのにテレビがついている状態なのか、どのような番組を見ているか、など、さまざまな条件によって影響は異なりますが、最新の研究により、以下のようなことが分かっています。

  • テレビの内容が子供に与える影響は大きい
    子供にふさわしい教育的内容であれば、子供の言葉の知的な成長に良いが、暴力的あるいは性的な内容であればネガティブな影響がある。
  • テレビの視聴時間が発達に及ぼす大きな影響は、今のところ認められていない
  • テレビを長時間見ていても見ていなくても、絵本を多く読んでいると語彙が増える
  • 幼児にとっては、自分が何かをしたことに対して反応が返ってくるものが面白い
    テレビは一方通行なので、幼児にとってはそこまで魅力的ではない。
  • 大事なのは、テレビを見ながら親子でコミュニケーションをとること
    テレビ以外のことでもコミュニケーションをとっていれば、忙しい時間にだけテレビを見せるのは決して悪いことではない。

 

何時間までなら見せても良い?

それでは、具体的に、何時間くらいであれば子供にテレビを見せても良いのでしょうか。
  
日本小児科学会は、「乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です」と提言しており、2004年には、「テレビは1日に2時間を目安にしましょう」と提案しています。
 
また、スペインの研究では、「1日に3時間以上テレビを見ると、1時間未満の人に比べ死亡リスクが2倍も高い」という結果が出ているので、3時間は明らかに見過ぎということでしょう。
 
さらに、脳科学おばあちゃんとして有名になった久保田カヨ子さんは、視聴時間そのものより、テレビの見方が大切と明言しています。 

久保田カヨ子さんは、「1時間テレビを見たら、必ずスイッチを切る」ということを徹底していて、見たいものだけをみるということが大事とのこと。

つまり、ダラダラと長時間連続して見るということが問題のようです。

  • トータルで2時間以内
  • 連続では1時間
  • それより長くなる時には、途中で必ず休憩をとる

以上のことを徹底させ、主体的にテレビと向き合っていくというのがベストなのかもしれません。

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テレビの近くで見てしまう子供の対処方法

テレビが必ずしも悪いわけではないことはわかりましたが、やはり子供が至近距離で見ていると目には良くないですよね。

テレビから一定の距離を保って見せるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
方法をいくつかご紹介します。

  • 椅子を決める
    子供用の椅子をテレビ用の椅子に決めて、テレビから離したところに置きます。
    そして、「テレビはここで、これに座って見ようね」と声をかけ、習慣化させましょう。
  • 毎回ほめる
    離れていても近づいたら「もうちょっと後ろ、後ろ」と声をかけて、ちゃんと離れることができたら「上手にできたね」とほめてあげましょう。
  • プレイマットを使う
    パズルのようにはめ込むプレイマットを床に敷き、テレビから離れたちょうどいい場所には違う色を敷きます。
    そして、「青いところまで下がろうね」と具体的に色で教えてあげるとわかりやすいです。

 

まとめ

私の娘はテレビを見ていてほしいときに限って見てくれなかったので、「もう!テレビ見てて!」と思っていました。
いま思うと、自分ひとりでテレビを見ているのが嫌だったんでしょうね。
「お歌歌ってるね」とか、「あれなに?ねこかな?」とか、声をかけたらよかったのかもしれません。

大事なことはテレビに子守りをさせないことです。
パパやママがテレビを上手に活用しながらも、子供との関わりを忘れることなく大切にしていれば、何も心配するようなことはありません。

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