子供が下痢なのに、いつも通り元気に遊んでいる!こんな経験ありませんか?
平日なら保育園や幼稚園は登園させようかどうか悩みますし、休みの日でも外出して良いのかどうか気になるところですよね。
今回は、子供が下痢の時の一般的な登園の判断や病院を受診する目安を紹介します。
下痢の原因
下痢の原因は、病気の場合とそうでない場合がありますが、一般的に以下のようなものが考えられます
食べ過ぎ
脂分の多い食事や冷たいものを取りすぎた時には下痢を起こしてしまうことがあります。
食欲のある子供は際限なく食べてしまいがちですが、食べすぎないように注意して胃にやさしい食事をとらせるようにしましょう。
アレルギー
食物アレルギーをもつ子供の場合には、アレルギーのある食材をとることによって一時的に下痢の症状がみられる場合があります。
同じ食材で下痢が続くようであればアレルギーの可能性を疑いましょう。
ウイルス性・細菌性の感染
ノロウイルスやロタウイルスなどウイルス性の感染や食中毒による感染でも下痢の症状が出ます。嘔吐や発熱の症状も伴うことがあります。
感染症の場合には二次感染を避けなければいけないので、下痢以外の症状を確認して適切な対応をとるようにする必要があります。
慢性反復性軽症下痢
特に原因と考えられる病気がないにも関わらず、日常的に下痢をしてしまう子供もいます。
これは主にストレスなど、精神的なものからくる下痢で、学童期や思春期に多く、大人で例えると「過敏性腸症候群」に当たります。
この症状が出やすい子は感受性が強く、言葉では表現できないような気持ちやストレスが下痢の症状となって出るようです。
※関連記事:赤ちゃんの下痢はいつまで続くの?長引く原因と対処法
下痢の時の外出
予定が入っているのに子供が下痢をしている場合、感染症の疑いもあるので外出はできるだけ控えましょう。
下痢が治まってもしばらくは体力が低下している状態が続きますが、2日ほどたてば体力も回復するので外出して良いでしょう。
感染症の場合には便にウイルスがいるので、いつも以上にトイレの後の手洗いなど徹底する必要があります。
保育園・幼稚園は登園して大丈夫?
保育園や幼稚園は一般的に37.5度以上の熱があると連絡が入り、お迎えに行かなくてはいけなくなります。
しかし、熱がなく元気であるにも関わらず下痢をしている場合には、登園させて良いのかどうか悩みどころですよね。
登園を控えた方がいい基準
- 24時間以内に2回以上の水様便がある
- 食事をとると下痢をする
- いつもよりも熱が高い
- 朝、排尿がない
- 機嫌が悪かったり、ぐったりしている
上記の症状が当てはまる場合には、保育園・幼稚園を休ませて安静に過ごしましょう。
お仕事をしているパパママは連続で会社を休むことも大変ですが、下痢の時には体力も落ちているので他の病気をもらってくる危険性もあります。
さらに、感染症の場合には他の子にうつしてしまう可能性もあるので、下痢が落ち着くまでは極力、家で見てあげてください。
病院を受診して、医師の許可が出れば登園しても良いでしょう。
下痢をしていても元気な場合、病院はどうする?
元気があると病院にも行くかどうか迷うと思います。症状が下痢だけの場合は無理に受診する必要はありません。
しかし、下記のような症状がある場合には早めに病院を受診しましょう。
- 発熱や嘔吐、腹痛を伴うとき
- 脱水症状があるとき
- 尿が出ない時
- 便の色が白、赤、黒色の時
まとめ
子供の体調不良、症状によっては登園や外出、病院に行く判断に迷うことが多いですが、子供の様子に異変を感じたら無理せず安静にして過ごすのが一番です。症状が酷い場合には病院を受診しておくと安心です。
特に下痢の場合には脱水症状に気を付けて、食事も胃に負担のかからない雑炊やうどんなどにしておくと回復を早めることができるでしょう。