子供が下痢の時の食事には気をつけなければいけませんよね。
「胃に優しいご飯を食べさせて、しっかりと栄養もとらせたい。」と思っていても、下痢の時はどういった食べ物がよくて、どういった食べ物は避けた方がいいのか分からず、食事のメニューに困ってしまうママも多いと思います。
今回は子供が下痢の時に避けた方がいい食べ物、お腹に優しい食べ物とおすすめレシピを紹介します。
目次
下痢の時に避けた方が食べ物
冷たい飲み物や刺激のある飲み物、脂質や糖質の多い食材は胃に負担がかかるので避けましょう。
避けた方がいい食べ物は以下のようなものです。
- 牛乳
- アイス
- 炭酸ジュース
- 脂質の多い食事や揚げ物
- 砂糖分の多い食事
下痢の時のおすすめの食べ物
下痢の症状によって、とった方がいい食べ物が変わってきます。それでは症状別に紹介していきますね。
水のような便の場合
経口補水液
軽度から中度の脱水状態に適した飲み物です。吸収率が良いのでおすすめです。
小さなお子様だと特に嫌がる子もいると思いますので、その場合にはスポーツドリンクで代用しても大丈夫です。
白湯
先ほどの経口補水液を嫌がる場合には、白湯で水分補給をとっても大丈夫です。
味がついていない分飲みやすく、水分補給しやすいと思います。また番茶を薄めてあげてもよいでしょう。
味噌汁
味噌汁には塩分が入っているので、汁を飲ませてあげてもよいでしょう。
にんじんスープ
にんじんには整腸作用があるので、すりおろしてスープにすると吸収率がよくなります。
リンゴのすりおろし
リンゴには大腸の働きを整える効果があるので、すりおろして食べやすくすると吸収率もよいです。
重湯(おもゆ)
米1:水10の割合で重湯を作ると弱った胃腸に負担がかかりません。
軟便(やわらかい便)の場合
おかゆ
重湯よりは固めに食べやすい柔らかさにしてあげてください。胃にやさしく負担がありません。
かぼちゃ、にんじんなどを使った野菜スープ
かぼちゃはビタミンやカルシウム、鉄など栄養満点な野菜です。加えて、にんじんには整腸作用があり、下痢を止める働きもあるので栄養もとれて胃にも優しい食事です。
バナナ
バナナは便秘解消のイメージがあるので下痢の時にもいいの?と思われる方も多いと思いますが、腸内環境を良くする効果があるので大丈夫です。しかし食べすぎには注意しましょう。
回復してきた場合
おかゆ
おかゆにアレンジをきかせても良い時期に入っているので、白身魚を一緒に煮込んでも良いでしょう。
回復期にタンパク質を取り入れると下痢に効果があります。栄養もとれるので力にもなります。
リンゴのすりおろし
回復期にもリンゴのすりおろしは効果的です。皮にも栄養があるので回復期には皮も一緒にすりおろすと良いでしょう。
ヨーグルト
回復期に入ると整腸作用が期待できるのでヨーグルトが有効です。
お腹に優しいおすすめレシピ
材料も簡単で作りやすく、胃にも優しいおすすめのレシピを紹介します。
大根おかゆ
栄養も取れて消化にもよいおかゆです。
材料
- 大根:お好み
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 塩:ひとつまみ
- 飯:一膳弱
- 水:200ml
作り方
- 初めに大根をレンジで火を通しておきます。
- 鍋に入れて酒・みりんを入れて混ぜ合わせます。
- ご飯と塩を入れます。
煮込みうどん
うどんは初めから柔らかいですが、下痢の時には胃が弱っているのでくたくたになるまで煮込むのがよいです。
材料
- うどん:半玉
- 白菜:お好み
- 水:200ml
- だしの素:適量
- しょうゆ:適量
作り方
- 鍋に水を入れてだしの素としょうゆを入れてひと煮立ちさせます。
- ゆでうどんと一口サイズに切った白菜を一緒に入れて煮込みます。
- くたくたになるまで煮込みます。
野菜のコンソメスープ
野菜もたっぷり栄養満点のスープです。
材料
- にんじん:半分
- 玉ねぎ:半分
- じゃがいも:半分
- 水:400ml
- コンソメキューブ:1個半
作り方
- にんじん・玉ねぎ・じゃがいもをみじん切りにします。
- 鍋に水を入れて野菜を煮込みます。
- コンソメを入れて完成です。
まとめ
下痢の症状の起きている場合にはまずは水分補給をして、そして胃にやさしいやわらかい食事から体調の様子をみて、徐々に食材を増やしていきましょう。
栄養も気になりますが、一気に食材を増やしては負担がかかるので少しずつで構いません。
下痢は辛いですが胃にやさしい食事をとって、早く治してあげましょう。
※子供の下痢に関しては以下でも紹介しています。