2歳〜3歳の子供を育てているパパ・ママ、夜になってもなかなか子供が寝てくれないとお悩みではないですか?

寝る子は育つというように、子供の健やかな成長には安定した睡眠を確保することが必要不可欠。特に2歳〜3歳の子供は、夜たっぷりと睡眠をとることが大切です。

とはいっても、イヤイヤ期真っ盛りのこの時期、親がなんとかして早く寝させようとしても、なかなか言うことを聞いてくれませんよね。

今回は、そんな2〜3歳児で夜になかなか寝つけない子・眠れない子の原因と、その対処方法について紹介します。

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子供に必要な睡眠時間

年齢別の必要睡眠時間については様々な目安があります。

多少の差はあるものの、一日の睡眠時間のおおよその目安は次の通りです。

  • 新生児……14時間~17時間 (数回の昼寝含む)
  • 4~11か月……12~15時間 (数回の昼寝含む) 
  • 1~2歳……11~14時間 (1~2回の昼寝含む) 
  • 3~5歳……10~13時間 (0~1回の昼寝含む)
  • 6~13歳……9~11時間
  • 14~17歳……8~10時間

 

これを見ても分かるとおり、2歳前後の子供は、最低でも11時間の睡眠が必要です。

日本小児保健協会が実施した、「平成22年度幼児健康度調査」によると、22時以降に就寝する2歳児は35%もいることが分かりました。
つまり、日本の2歳児の3人に1人は、遅寝の習慣があるということです。

寝るのが遅くても、保育園や幼稚園などで朝は早く起きなくてはならず、睡眠時間は必然的に短くなります。

夜の睡眠は、体力を回復させるのはもちろん、子供の成長に必要不可欠な成長ホルモン(GH)が分泌されたり、自律神経のバランスを整えたりするために大変重要です。

睡眠時間が不足すると、この大切な成長ホルモンが分泌される時間も少なくなってしまいます。

就寝時刻が遅い子供ほど、体の成長、知能や運動能力の発達の遅れが見られるだけでなく、寝つきや朝の機嫌が悪く、日中は集中力に欠き、情緒不安定や攻撃的になりやすいこともわかっています。

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寝ない原因と対処方法

子供が夜なかなか寝てくれない原因としては、次のようなことが考えられます。

下記ようなことは避けて、眠れる環境を整えてあげましょう。

お昼寝のさせずぎ、お昼寝の時間が遅い

お昼寝はどんなに長くても3時間、できれば1~2時間にします。
また、できるだけ午後15時以降は寝させないようにします。
いずれも、夜の睡眠に直で響きます。

子供の体力に対して、日中の活動量が少ない

日中あまり体を動かしていないと、体力が有り余ってしまいます。
特に天気の良い日は、外に出て思いっきり遊ばせ疲れさせましょう。
雨の日は、児童館や支援センターなどに連れて行ってあげると良いかもしれませんね。

寝る前にテレビやスマホを観せている

寝る前のテレビやPC、スマホなどは厳禁です。スマホなどのブルーライトを浴びることで目や脳が冴えてしまい、テンションも上がってしまいます。就寝1~2時間前にはテレビは消し、スマホやタブレットは見せないようにしましょう。

寝る前に興奮した遊びをしている

これはパパがやってしまいがちですが、寝る前なのにかくれんぼや追いかけっこ、プロレスごっこなどしてしまっていませんか。
これでは子供のテンションが一気に上がり、眠気は消え去ってしまいます。

寝る前は早めに寝室に行き、暗めの部屋で絵本などを読んでゆっくりと過ごします。

寝る直前に食事をしている

胃の中に食べ物が残ったままだと、子供の寝つきを悪くします。
さらに、夕食の時間が遅くなると、必然的に就寝時刻も遅くなりますよね。
食事は就寝2時間前までに済ませましょう。

寝る直前に熱いお風呂につかっている

大人も同様なのですが、子供も、体が眠りにつくとき、体温は徐々に下がっていき、体温が下がっていないとうまく眠れません
ですので、就寝する1時間くらい前からは体温が上がるようなことは避けましょう
お風呂の温度もぬるま湯程度に調整し、体温を上げ過ぎずにリラックスできるようにしましょう。

睡眠環境が悪い

寝室も、眠りやすい環境を整えてあげる必要があります。
特に子供は大人よりも体温が高く、暑さには弱いので、冬場以外は薄手の格好で寝させます
夏場は、冷房や扇風機を活用し、寝具も汗を吸収しやすく涼しく感じるものにしましょう。

部屋は豆電球などを付けていたり、外の灯かりが漏れていたりすると、寝付きを悪くします。
可能な限り真っ暗にして寝させるようにしましょう。

 

いかがでしょうか。

上で挙げたようなことにも気をつけた上で、朝は遅くとも7時頃には起こし、夜は遅くとも21時には寝かせてあげましょう。

生活リズムを整えることで、夜も決まった時間に自然と眠気が出てくるようになります。

 

まとめ

早寝早起きをして、日中しっかり体を動かし、夜は早めに寝ることは、小さな子供の生活習慣として理想ですが、これにはかなり個人差や個性というものがあります。

体を使った遊びよりも、絵本を読んだりおままごとをするのが好きだったり、生まれつき寝つきが悪くて夜なかなか寝られない子もいると思います。

そんな子供をなかなか寝かせられずに悩んでいるママもきっと多いことでしょう。

あまり気負わず、少しずつで大丈夫ですので、お子さんの年齢にあった理想の睡眠時間を意識しつつ、早寝早起きなどの生活習慣の見直しをしていけるといいですね。

※赤ちゃん・子供の睡眠に関しては以下でも紹介しています。

 

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