赤ちゃんを出産後しばらくして落ち着くと、二人目について考え始めるパパママもいるのではないでしょうか。
最近は年齢や復職を考慮して、産後もすぐに次の子が欲しいと考える夫婦が増えているようです。
母乳育児で子育てをしているママは、授乳中は妊娠しにくいと言われていますが、妊娠した場合どのような症状や兆候が現れるのでしょうか。
2人目以降の妊娠は育児中ということもあり、妊娠の兆候を見逃しがちです。
今回は、授乳中に妊娠した時の症状と兆候について紹介します。
授乳中の妊娠の症状と兆候は?
授乳中だからと言って、初めての妊娠の時と比べて妊娠の兆候に変化があるわけではありません。
ただ、授乳中の場合に特に感じやすい妊娠の症状や兆候もあります。
妊娠初期に感じる下腹部が張るような痛み
子宮が大きくなりはじめることによる痛みは、初めての妊娠でも感じますが、2人目以降の妊娠になると、一度経験していることもあり早く気づくことが多いようです。
乳首が傷む
2人目以降の妊娠を経験しているママの多くが、「授乳中の乳首が痛い」と感じるそうです。
初めての妊娠でも乳首の痛みは感じますが、授乳をしていることでより敏感に感じるようです。
母乳が出にくくなる、味が変わる
妊娠することでホルモンバランスが変化し、母乳が出にくくなる場合があります。
体質によって人それぞれですが、母乳の味が変わることで赤ちゃんが嫌がり、おっぱいを飲まなくなることもあるようです。
眠気
授乳中は夜中の授乳もあるため、寝不足によりホルモンバランスが乱れやすく、日中に眠気に襲われることがあります。
個人差はありますが、妊娠中の眠気は「眠りづわり」と言われ、ホルモンバランスの乱れの影響があるとされます。
めまい
授乳中はおっぱいを通して赤ちゃんに栄養を送ります。そのため、カルシウム不足や鉄分不足から貧血になり、めまいが起こることがあります。
さらに、妊娠をすると子宮に体中の血液が集まりやすくなるため、脳に行く血量が減り、めまいを感じること多くなります。
2人目以降の妊娠の場合、ゆっくり休むことが難しい上に、上の子を抱っこしたりすることも多いでしょう。そのため、立ちくらみなどにも注意が必要です。
悪阻(つわり)
つわりにはかなり個人差があります。全くない人もいれば、出産するまでずっと体調が悪い状態が続く人もいます。
1人目の妊娠の時はつわりが軽かったのに、2人目、3人目の時は酷いつわりになったという人もいれば、その逆のパターンもあります。
育児や家事をしながらのつわりは本当に辛いですよね。
無理は禁物です。自分のためにもお腹の赤ちゃんのためにも、しんどい時には体を休めるようにしましょう。
胸の張り
授乳中は、授乳間隔があくと胸が張ることが多いですが、妊娠をしても同じく胸が張ります。
授乳間隔があいていないのに胸の張りを感じたり、いつもと違う症状や兆候が出ていたら、一度検査をしてみると良いかもしれませんね。
妊娠の兆候を風邪や疲れと勘違いすることも
授乳中は栄養が母乳にいってしまったり、寝不足が続いたりなどで、体調を崩すことも少なくありません。
いつもより熱っぽい、体がだるい、「風邪かな?」と思っていたら、実は妊娠していたということもあるようです。
妙に吐き気があると思っていたら、つわりだったという話もあります。
体調の変化を感じたら、自分のことを後回しにせずに受診することをおすすめします。
まとめ
毎日家事育児で慌ただしく過ごしていると、妊娠に気づかない場合がけっこうあります。
夜中の授乳で寝不足になったり、子育てで疲れて体調がすぐれないこともありますよね。
そんな中、少しでもいつもと違うなと感じたら、自分の体と向き合いましょう。
新しい命の誕生に気づいたら、体調第一で過ごしてくださいね。
※授乳中の妊娠に関しては以下でも紹介しています。