赤ちゃんを迎えて、初めてのことだらけの生活が始まると、パパもママも赤ちゃんのお世話だけでてんてこまいになってしまうものです。
出産前にいろいろと下調べてをして勉強していたパパ・ママでも、実際に赤ちゃんが産まれてみると想像以上に大変だった、と言う声はよく耳にします。
今回はそんなパパ・ママのために少しでもお役に立てたらと思い、乳児期の睡眠と生活リズムについてまとめてみました。
赤ちゃんのいる暮らし
出産を終えて退院後、早速赤ちゃんとの暮らしが始まります。
しかし、環境の変化を察してなのか、入院中はよく寝ていると思っていた赤ちゃんが、自宅に連れて帰るとまったく寝ずに困ったというのもよくある話。
慣れない赤ちゃんとの生活は戸惑いも多いものです。
生まれる前から昼夜問わず短時間の眠りを繰り返していた赤ちゃんは、生まれてからもしばらくそのリズムを保っています。浅い眠りを3〜4時間おきに繰り返し、時々お腹が減ると泣いてお母さんや周りの大人とコミュニケーションをとっています。
一人目の赤ちゃんん場合、ママも慣れない自宅での生活リズムを確立できるまで、赤ちゃんが眠っている間に一緒に体を休めるのも良いでしょう。
二人目以降の赤ちゃんの場合、兄姉がいるため、なかなか赤ちゃんと一緒に眠れないという悩みが出てくるかもしれませんね。
上の子たちも赤ちゃんが来たことで、嬉しかったりびっくりしていたり、初めは戸惑いも大きいと思います。
基本的には、上の子の心のケアを優先し、生活リズムも上の子に合わせながら赤ちゃんのお世話をしていきましょう。
産まれたての赤ちゃんでも、泣いていろいろなことを訴えます。泣いたらすぐにおっぱい・ミルクと決めつけないで、まずは抱っこしてあげたり、オムツが濡れてないかの確認をしてみましょう。
最初の3ヶ月くらいまではウトウトしつつ、かまってほしい気持ちで泣いたりもします。
パパ・ママも慣れてくると、泣いている赤ちゃんが求めているものを感覚的に分かってくるでしょう。
いつ頃からまとめて寝るようになるの?
赤ちゃんがまとめて寝てくれるようになると、生活リズムも整いやすく、ママにとってもお世話が楽になりますよね。
赤ちゃんは生まれてすぐは短いサイクルで寝たり起きたりを繰り返していますが、生後2~3ヶ月頃から徐々に一度の睡眠時間が長くなっていきます。同時に、おっぱいやミルクの量も増えてきます。
赤ちゃんにとっての食事はおっぱいやミルクなのですが、これには想像以上に体力を消耗し、疲れて寝てしまうこともあります。
飲んだおっぱいやミルクを消化して栄養を吸収するので、たくさん飲めばそのぶん長い時間眠ることが多いでしょう。
長い場合は5時間程度まとめて眠るようになる赤ちゃんもいますが、徐々に光のある昼間に目を覚ましている時間が長くなっていきます。
新生児の頃は特にリズムを作ることを難しく捉える必要はありませんが、昼間に起きている時間が長くなってくる生後2~3ヵ月頃から生活のリズムを整え始めましょう。
生活リズムを整える
生活リズムを少しずつ整え始める3ヶ月頃からは、朝は遅くとも8時までにはカーテンを空けて朝日を浴びせましょう。こうすることで、赤ちゃんの体内時計を正常に機能させます。
赤ちゃんが起きたらおっぱい・ミルクをあげたり着替えさせたりし、日中は赤ちゃんの月齢に合わせて遊びの時間を取り入れていくようにします。
起きている時間が長くなったら、時には抱っこして庭先へ出て見たりするのも良いでしょう。
直接光を浴びなくても明るい場所へ連れて行ってあげ、昼間の明るさを赤ちゃんに感じてもらうことはとても大切です。
こうすることで、赤ちゃんの体は朝昼夜を認識するようになり、赤ちゃん自身も昼間は「起きている時間」、夜は「寝る時間」と理解するようになります。
また、夕方にお風呂に入れることは、一日の終わりを認識させていく上でとても効果があります。
パパやママとゆっくりと湯船に浸かって一緒の時間を過ごすことで赤ちゃんの気持ちも安定し、寝つきも良くなります。この際、お風呂のお湯が熱すぎると逆効果になるので注意しましょう。
お風呂から出る頃には、部屋の照明を落としていきます。寝る時間が近づいていることを赤ちゃんに知らせるのです。
夜は遅くとも8時頃までに眠れるようにリズムを作ってあげると良いでしょう。
寝かしつける際は、寝室は豆電球などはつけずに真っ暗にすることで、夜間目覚める頻度も少なくなります。
子供が寝ない時の原因や対処方法などはこちらの記事にさらに詳しくまとめています。
少し年齢が上の子供について書いてある記事ですが、基本的に気をつけることは赤ちゃんの場合も同じですので、是非参考にしてみてください。
まとめ
まとめて寝る時間の少ない赤ちゃんのお世話は本当に大変ですよね。
日々の育児にママは疲れてしまうことも多いと思います。
しかし、赤ちゃんの成長は想像以上に早く、もう少しすれば上をむいて寝てばかりいることはなくなり、ハイハイしたり動きも活発になってくる頃には、活動量に合わせて眠りも深くなっていきます。
また、夜にたくさん寝てもらい、質の良い睡眠を確保することで夜泣きも防ぐことができます。
そのためにも、赤ちゃん時代からしっかりと生活リズムを身につけさせてあげることがとても大切ですよ。