生後1ヶ月を過ぎたあたり、約3000グラムで生まれた赤ちゃんは約1000グラム大きくなります。
沐浴をしていたベビーバスも少し小さくなってきて、ママも赤ちゃんの重さに段々と腕が痛くなったり…「そろそろ赤ちゃんと一緒のお風呂に入りたい!」と思うことが多くなるかもしれません。
赤ちゃんと一緒のお風呂に入ることは、親子のスキンシップに繋がったり、パパ・ママにとっても手っ取り早い方法になります。
赤ちゃんもパパ・ママもストレスなく入浴する方法で赤ちゃんとのコミュニケーションをたくさんとってみましょう!
目次
いつから一緒にお風呂に入っていいの?
基本的には1ヶ月健診を受けた後、特に問題がないと言われた時、赤ちゃんはパパ・ママと一緒に大人のお風呂に入ることが出来ます。
ただし、大人のお風呂には雑菌が多くあると言われています。
赤ちゃんはとても抵抗力が弱いので、傷があったり、お臍(へそ)がまだ乾いておらずグチュグチュしていたらやめておきましょう。
お臍が乾いたことを確認してから一緒に入るようにします。
そして、ママも産後すぐはシャワーを浴びることしかできません。
産後1ヶ月健診があるかと思いますので、赤ちゃんとの入浴で分からないことや一緒に入るタイミングはドクターに確認するのが一番良いでしょう。
お風呂に入る時間帯は?どのくらいお風呂に入れていいの?
赤ちゃんは新陳代謝が盛んなため、皮膚を清潔に保つためにも毎日お風呂に入れてあげましょう。
では、毎日何時頃にお風呂に入れたらいいのでしょうか。
生後1ヶ月から3ヶ月位までの赤ちゃんは、まだ寝ている時間多い時期です。
生活リズムをつけるためにも、毎日同じ時間帯に入るのがオススメです。
パパ・ママにとっては重労働になってしまいますが、まだ日が出ている夕方16時頃の明るい時間帯に赤ちゃんとお風呂に入るようにしましょう。
また、お風呂にはリラックス効果があるので、赤ちゃんが良く眠れるように、寝る2~3時間前にお風呂に入れるのもひとつの方法かもしれませんね。
では、どのくらいの時間入浴させたらいいのでしょうか。
赤ちゃんは体が小さく、非常にのぼせやすいです。
なので、体を洗ってから浴槽につかり、出るまで、全部で15分以内に素早く終わらせるようにしましょう。
また、乾燥などの肌トラブルを避けるためにも、浴槽につかるのは3分程度が望ましいでしょう。
お風呂の温度は大人と同じでいいの?
パパ・ママと一緒にお風呂に入れるようになったところで、お風呂は大人と同じ温度のお湯に入れていいのでしょうか。
答えはNOです。
繰り返しになりますが、赤ちゃんは体が小さく、非常にのぼせやすいです。
ですので、お風呂の温度は夏場は37~39℃、冬場は38~40℃と大人よりもややぬるめに設定するようにしましょう。
また追い炊き機能をつけていると、急にお湯が熱くなり赤ちゃんがびっくりしてしまう可能性があるので、事前に切っておくと良いかもしれませんね。
ちょうど良い温度が分からずに不安な場合は、赤ちゃん用の湯温計を用意しておくと便利です。
赤ちゃん用の湯温計には、夏場や冬場の最適な温度が示してあるものがあります。
それらを上手に活用しましょう。
冬に赤ちゃんをお風呂に入れるときの注意点
寒い冬に毎日お風呂に入れるのは、赤ちゃんが風邪を引くのではないかと心配になるパパ・ママも多いはずです。
だけど、赤ちゃんは新陳代謝が盛んなので、なるべく毎日入れてあげたいものです。
冬場でもお風呂に入る前と入った後の段取りさえしっかりしていれば、赤ちゃんも快適にお風呂を楽しむことができます。
段取りとは、具体的に何をしたらいいのでしょうか。
まず、お風呂に入る前の準備をきちんとしていきます。
リビング(服を着替える場所)、脱衣所、お風呂を十分に温めておきましょう。
次にリビングには入浴後すぐに洋服が着れるように、洋服とオムツを用意し、脱衣所にはバスタオルを用意しておくと良いでしょう。
また、洋服は下着と重ねて袖を通しておくと、赤ちゃんに着せるときの手間が省けます。
お風呂は冬だからといって、長めに浴槽に浸かる必要はありません。
お風呂から出たら、脱衣所に用意しておいたバスタオルに素早く包み水分を吸収してあげましょう。
冬場はただでさえ乾燥しているため、赤ちゃんの体の水分も奪われがちになります。
保湿クリームなどで十分に保湿してあげましょう。
クリームに関してどれを使ったらいいのかわからない場合は、ドクターと相談し、赤ちゃんに最適なものを使ってあげましょう。
入浴後は赤ちゃんも喉が乾くので、白湯やベビー麦茶などで十分な水分補給をしてあげましょう。
赤ちゃんとの入浴時間はせいぜい15分程度です。
寒い時期でも、準備をしてスムーズに入れてあげることで、赤ちゃんも喜ぶでしょう。
赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しもう
まだ首や腰も据わっていなくて抱っこするにも一苦労な赤ちゃん。
色んな心配がある中での入浴は、特に子育てが初めてのパパ・ママにとっては、とても気を遣うものですよね。
しかし、意外に、赤ちゃんにとってはお風呂の時間は一瞬です。
赤ちゃんは10ヶ月の間、ママのお腹の中で羊水に浸かっていたので、本来、水はへっちゃらなのです。
なので、多少顔に水がかかったりしても気にし過ぎず、パパ・ママは落ち着いて一緒にお風呂を楽しむことが大事です。
パパ・ママがゆったりとした気持ちでいると、泣いていた赤ちゃんも笑顔になるはずです。赤ちゃんと楽しみながらお風呂でスキンシップをとりましょう。