暑い夏は、なんと言っても水遊び!
水をすくったり、かけたり、流したり、水しぶきをあげたりと、子供たちはとにかく水を使った遊びが大好き。
そんな中、まだあまり水に慣れていない小さい子供とどうやって関わりながら水遊びをすればいいのか悩んだり、大人の方が張り切り過ぎて子供を泣かせてしまったという失敗経験のあるパパ・ママもいるかもしれません。
ここでは、意外と知られていない子供にとっての水遊びの意味や、水が苦手な子に対する対応、水遊び初心者の子におすすめの遊び方などをご紹介します。
親子で冷たい水でわいわい遊んで、夏の暑さを吹き飛ばしましょう!
目次
子供にとっての水遊びは、生きるエネルギー
五感を通して感じることのできる水遊びは、子供が「楽しい」とか「おもしろい」とか「不思議だなぁ」と感じることが何よりも大事です。
そのためには、夏の暑い時期に「冷たい水は気持ちの良いものだ」と子供に経験させてあげることが重要。
これはなぜかというと、「水が気持ち良い」という感覚は、お風呂に入って「気持ちいいなぁ」と感じるのと同じで、気持ち良いという感覚そのものが生きる喜びでもあるし、遊んで楽しかったことが、次へのいろいろな意欲や好奇心に繋がるからです。
小さいうちは、水にちょっと触れて戯れるだけでも、素晴らしい体験になります。
子供にとっての水遊びは、ただ楽しいだけでなく、物事への感性を磨いたり、「生きていて良かった」という生きるエネルギーを与えてくれるとても大切な経験だったのです。
水遊びが苦手な子には無理強いしない
一方、初めのうちは水が顔にかかるのを嫌がる子供も少なくありません。
そんな時、早く慣れさせようと、いきなり顔に水をかけるようなことは絶対にしてはいけません。
特にサービス精神旺盛なパパに多いのですが、子供のためを思って、水をかけてじゃれ合ったり、プールに投げ込んでしまい、子供が嫌がって泣き叫ぶといった光景をたまに目にします。
そんなことをしてしまっては、子供は水に恐怖を感じて、さらに水嫌いになってしまいます。
では、どうすれば良いのでしょう?
子供は些細なことで不安や恐怖が大きくなる反面、些細なことがきっかけで苦手なことを克服することも多いです。
些細なことというのは、例えばこの場合、「水遊びって楽しいなぁ!」と感じる体験をすることです。
我が家の娘も、2~3歳頃までは水遊びが苦手でした。
保育園のプールの時間も、大はしゃぎするお友達を横目に一人座って見学しているようなタイプでしたが、ある時から「水の中で歩くのは楽しい!」と気付き、そこから水に対する恐怖心が一気に和らでいったようです。
今では水遊びが大好きで、夏になると毎週末プール三昧です。
このように、例えば、水の中からボールを拾うだけでもいいし、足だけ入れてじゃぶじゃぶするのでもいいし、ホースで遊ぶのもいいし、その子が一番楽しいなぁ~と感じる水遊びを繰り返すうちに、顔に水がかかっても大丈夫になったり、徐々に水に対する抵抗がなくなってきます。
水遊びをしている時に顔にかかってしまった場合には、「あ、かかっちゃったね~!冷たいね〜!」など、お互い笑い合えるように楽しさを演出してあげましょう。
焦らないで少しずつ、慣らしてあげるようにするといいですね。
赤ちゃんや、水遊び初心者の子にもおすすめの遊び方
子供が水に慣れないうちは、公共のプールや海水浴場に無理に連れて行く必要はありません。まずは、自宅で水遊びをして、水に慣れることから始めましょう。
大きなプールや、水鉄砲などのおもちゃがなくても大丈夫。
小さなビニールプールやお風呂、ペットボトルやマヨネーズ容器などの身近なものがそこにあるだけで、遊びは生まれます。
例えば、こんな遊び方がありますよ。
まねっこプール
まず、ブルーシートやレジャーシートを敷きます。その上に水をまくだけ。これで、即席「まねっこプール」のできあがり!
これならまだあんよのできない赤ちゃんでも安心です。
水の上でハイハイしたり、ぺたっと座って手のひらでお水をぱちゃぱちゃしたり・・・。
ぴちゃぴちゃと水の感触を楽しみながら、遊びの中で水に慣れていきましょう。
慣れてきたら、小さいビニールプールデビューをしても良いですね。
ぽこぽこペットボトル
これはお風呂やお庭のビニールプール、もしくは水を張った大きめのたらいでもできます。ペットボトルを水の中に沈めて、ぽこぽこぽこと水が入る不思議な感覚を体験しましょう。単純なことですが、子供は夢中になります。
ペットボトルが水でいっぱいになったら逆さまにしてジャーッと流したり、水を流す高さ変えてみたりして遊ぶと、さまざまな発見があります。
我が家の娘も1歳の頃に大ハマりした水遊びです。
この遊びなら、自宅だけでなくじゃぶじゃぶ池などでも気軽に楽しめますよ。
水飛ばし合戦
コップやプリンのカップなどを用意して、水を入れます。
指先に水をつけたら、相手にピッ!と水をかけます。水しぶきのかけあいっこですね。
お庭などで親子で追いかけっこをしながら、水をかけあうのも楽しそうです。
プールは怖いけど水しぶきなら大丈夫!という子供も多いので、水に慣れる練習にも良さそうです。
かんたん水風船
必要なものは、ビニール袋と水だけ!
(ビニール袋は、スーパーのレジ袋や、キッチン用ポリ袋などでOK)
袋に水を入れ、口を縛って完成です。
おでこやほっぺに当てれば、プニュプニュとした感触や水の冷たさを楽しめます。
他には、アサガオなどの身近にある花を入れて、色水遊びを楽しんだり、ビニール袋につまようじで小さな穴を開けて、ツーッと水が流れる様子を観察しても子供は大喜びです。
まとめ
水遊びについていかがでしたか?
今年の夏は楽しく水遊びをして、水が大好きになってくれるといいですね!
熱中症に気をつけて楽しい夏をお過ごしください。